代表取締役社長 稲木歳明 年頭あいさつ要約

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代表取締役社長 稲木 歳明

代表取締役社長 稲木 歳明

 明けましておめでとうございます。

 昨年は、アメリカの住宅ローン問題に端を発した金融危機が実体経済にも及び、日本経済も予想を超えた速さで景気が悪化しました。印刷業界においても、印刷需要の減少で受注競争はますます激しくなり、当グループも売上高・利益ともに非常に厳しい状況です。

 しかしながら厳しい市況環境を理由に、昨年策定した中期経営計画の利益目標を変更することはいたしません。目標数値を見直すのではなく、やり方を見直すことで変化に対応すべきだと考えています。

  そこで、最近の動きの中から、やり方を見直して努力を積み重ねた結果、新たな展開を見せ始めた二つの事業について触れたいと思います。

 一つは、 印刷の持つ機能性に着目した例です。昨年はワープショットやヒューミジャッジのような当社の開発した機能性製品の採用が拡大しました。今後さらに、お客さ まのニーズを先取りし、本当に求められている機能を持った製品を提案すれば、事業を有利に展開することができます。

 もうひとつは、サービスや業務の受託事業です。印刷業は製造業ではありますが、もともとサービス業の側面を持っており、サービスを事業として行うことに 向いています。ただし競合する会社も多いので、私たちが勝ち残るためには、製造業で培った品質向上・効率向上のノウハウを応用するとともに、当社独自の サービスを開発することが重要です。

 これからもお客さまの求めるものを探り、発想を豊かにし、新しいものを取り込むチャレンジ精神を持たなければなりません。そのためには、皆さんが新しい知識、知恵を身に付け、専門性を高めていくことが大切です。

 私たちを取り巻く経営環境はますます厳しいものになりますが、可能性を信じ、創意工夫をこらし、目標達成に向けて大胆に行動しましょう。私自身、先頭に立って取り組みます。困難を恐れず全員が心を一つにして共に前進しましょう。

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