共同印刷グループ 2013年年頭あいさつ(要約)

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「強みの構築に、総力の結集を!」

代表取締役社長 藤森 康彰

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 明けましておめでとうございます。

 昨年の経済情勢は、デフレの長期化、海外経済の停滞などにより厳しい状況が続きました。印刷業界においても、出版市場は7年連続で縮小し、商業印刷市場も企業の広告宣伝費圧縮などに伴い、需要が大きく減少しました。このような厳しい事業環境のなか、当グループの今年度第2四半期決算は業績予想を下回る結果となりました。残された期間、グループ一丸となって計画達成に向けて全力を傾けなければなりません。

 需要の減少と受注単価の下落が想定を上回る勢いで進行するなか、単純な売上拡大ではなく利益に結びつく売上を増やすことに注力する必要があります。そこで、中期経営の考え方を従来の「売上・シェア重視」から「利益・競争力重視」へと変更します。今以上の利益を生み出すにはどうしたらよいのか、真剣に考えなければいけない状況であることを再確認していただきたいと思います。

 利益創出に欠かせないものは市場における競争力、すなわち「強み」です。そして、当グループにおける強みの源泉は、モノづくり技術とITです。高水準の技術が備わった製品は、長期間にわたり安定的な利益を生み出す受注に結びつき、市場で強みを発揮します。強力な武器となる新しい技術、強みのある新製品の開発に、ロードマップを明確にして全力で取り組んでいかなければなりません。

 強みを作り出すもうひとつの手段がトータルソリューションです。当グループには、多岐にわたる事業分野それぞれに独自の技術やノウハウなどのソフト資産が蓄積されています。これらの営業資産を全社的な視点で再構築して、お客さまの課題解決に向けた営業活動に有効活用していくことで他社との差別化を実現します。各部門の連携を強化し、お客さまのニーズを正確につかみ、営業戦略とベクトルを合わせたソリューションメニューやビジネスモデルの開発に努めてください。

 印刷業界は、長い歴史のなかでも経験したことがないような転換期を迎えています。共同印刷グループの経営理念「印刷事業を核に、生活・文化・情報産業として社会に貢献する」の実現に向け、誇りと自信、希望と熱意を持ち、コミュニケーションを密に互いに切磋琢磨し、お客さまや社会から信頼される会社、皆が共に成長できる働きがいのある会社をめざし、一丸となって現在の難局を突破していこうではありませんか。

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