枚葉オフセット印刷の品質検査フローをシステム化、 「KP-Inspection System」を開発

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 共同印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:藤森 康彰)は、枚葉オフセット印刷の品質検査工程を初めてシステムフロー化、後工程への印刷不良※1流出をより確実に防止する「KP-Inspection System(ケーピー インスペクション システム)」を、ジクス株式会社※2(本社:東京都板橋区、代表取締役:高原亮介、以後ジクス社)と共同開発しました。

 10月2日から5日まで東京ビッグサイトで開催される「JGAS 2013(国際総合印刷機材展)」のジクス社ブースに出展、同社にて販売を開始します。

 「KP-Inspection System」は、従来は目視に頼っていた枚葉オフセット印刷の刷本チェックを、当社考案の履歴管理システムとジクス社の画像解析技術によってシステム化した、オリジナルの品質検査フローです。

 インライン品質検査装置とオフライン品質検査装置の2種を組み合わせたもので、前者では印刷全量、後者では刷始め及び指定枚数ごとにパターンマッチングによる検査を実施して※3、印刷不良をより確実に発見します。検査履歴は、プリント機能によって作業名・刷本を載せるパレットごとに管理するため確認が容易で、後工程への印刷不良流出を防ぎます(関連特許出願中)。万が一、後日クレームとなった場合も製造状況確認(トレーサビリティ保証)が可能です。また、インクジェットプリンターによる余白へのナンバリング機能(オプション)を併用すれば、不良の検査から発見・除去までを、より効率的に行うことができます。

 当社は、昨年2月に自社工場へ「KP-Inspection System」を導入、システムの検証と向上に取り組んできました。今後は、グループ会社への導入を進めるとともに、工場スペースなどの都合でリジェクターやダブルデリバリーといった不良排出装置が導入できない、より確実に不良流出を防止したいという印刷会社様に対しても、ジクス社を通じて積極的に提案、販売していきます。

  • ※1 対象となる印刷不良はゴミ付、版キズ、汚れなどで、乾燥不良や色調不良などは含まれません。
  • ※2 画像処理技術を生かした印刷関連検査システムの開発・設計・製作・販売を手掛ける企業  http://gics.co.jp/index.html
  • ※3 インライン品質検査装置ではマスター刷本との、オフライン品質検査装置では最終刷版データとのパターンマッチング検査を実施。なお、マスター刷本はオフライン検査機によるスタート品質チェックを実施し版キズなどがないことを確認した後に登録します
kpInspectionSystem_flow.jpg

JGAS 2013(国際総合印刷機材展)

URL http://www.jgas.jp/ja/
日時 2013年10月 2日(水)~ 5日(土) 10:00~17:00 ※ 最終日は~16:00
場所 東京ビッグサイト 東1~3、6ホール
主催 印刷機材団体協議会
ジクス社ブース 東2ホール 2-89P

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Tel 03-3817-2525

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