共同印刷グループ 2015年 年頭あいさつ(要旨)

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総力を結集し 成長と躍進の年へ

代表取締役社長 藤森 康彰

 明けましておめでとうございます。

 昨年はノーベル物理学賞の受賞や小惑星探査機の打ち上げ成功など、日本の強みである技術力が活かされた喜ばしい出来事がありました。当グループの業績を振り返ると、昨年度は6年ぶりの増収増益となりました。皆さん一人ひとりの頑張りに心より感謝いたします。

 中期経営の考え方を「利益・競争力重視」に変更して2年が経ちました。利益構造を改善する取り組みは着実に効果を生んでいます。しかし、「競争力」すなわち「強み」を意識した動きはまだ十分とは言えません。大事なのは、中長期的視点で新たな成長につながる利益を確保し続けることです。

 グループ中期経営方針「強みを活かし事業領域を拡大して利益を創出する」は、来年度も継続します。新たな成長につながる利益を「強み」によって持続的に創出することで、めざすべき企業像「あらゆる関係者から評価され信頼されるとともに、社員にとって働く魅力にあふれた躍動的な企業グループ」を実現していきます。

 自分たちの本当の強みを知り、顧客満足に転換する。それが強みを活かすということです。情報系事業では、お客さまの業務改革支援につながるソリューション提案を力強く展開していきます。生活・産業資材系事業では、独自技術や新製品の開発スピードを上げ、高機能製品のラインアップ拡充に努めます。投資や業務提携による強みの強化にも注力していきます。

 競争力を高め、事業領域を拡大して新たな成長を遂げる上で重要なことが一つあります。それは、受け身の提案型事業からの脱却です。さまざまな角度からお客さまの課題を分析し、自らの視点と考えを融合させ新たな需要を創り出す、確固たるビジョンを持った需要創造型事業をめざしましょう。

 私は社長就任以来、グループ全員が「失敗をおそれず行動する挑戦者」となるために風土改革を推進してきました。今後もさまざまなチャレンジを奨励し、失敗してもすぐに立ち上がる捲土重来の精神を大切にする風土を築いていきます。

 平成29年に、当社は創業120周年の節目を迎えます。成長路線へと続く好循環の軌道に乗り、めざすべき企業像を実現できるかどうかは、一人ひとりの想いの強さと行動にかかっています。未来への扉は開いています。総力を結集して、新たなる成長に向かって躍進していきましょう。

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