特集3 世界をリードする包材技術で社会課題を解決

左上:バリア性とデザイン性をあわせ持つラミネートチューブ
右上:湿気・アウトガス吸収フィルム「モイストキャッチ®」
右下:目視で開栓状況が確認できるピルファーラミネートチューブ
下:化粧品向けラミネートチューブを生産する共同印刷ベトナム工場

 共同印刷では、医薬・産業資材事業、チューブ事業において、社会的課題の解決に貢献するさまざまな取り組みを行っています。
 医薬・産業資材事業においては、湿気やアウトガスを吸収する「モイストキャッチ®」をはじめ、高機能フイルムを医薬品・半導体・電子部品向けに提案しています。特に、医薬分野では、医薬業界が抱える課題である水分による薬剤の不安定化を制御し、服用を阻害する臭いなどの不快なガス成分を吸収・除去する手段として、高い評価をいただいています。一方、電気・電子分野では、太陽光発電やリチウムイオンなどの二次電池、有機ELなどの次世代薄型ディスプレーの長寿命化、軽量・薄型化に役立つとの評価をいただいています。
 チューブ事業ではUD(ユニバーサルデザイン)として高齢者の方々でも開けやすいキャップの開発、フレキソ印刷の導入によるVOC(揮発性有機化合物)排出の大幅な低減、チューブ本体に使われるラミネート原反の薄肉化による資源面・コスト面での負荷低減などに取り組んできました。また、昨年竣工した相模原工場では、隣接したお客さまの充填工場へのコンベヤーによる直接納品を実現しました。衛生面・品質面・各種環境負荷などの社会的コストを低減するサプライチェーンの構築にも取り組んでいます。
 2015年には、当グループの大きな強みであるラミネートチューブ技術を核に海外へ進出しました。ベトナムに子会社(共同印刷ベトナム)を設立するとともに、インドネシアメーカーへの投資などを行い、ASEAN地域に日本ならではの高品質な製品を展開する体制を整えました。共同印刷ベトナムの工場では、花王さまの化粧品向けラミネートチューブの生産を開始しています。お客さまとの協業によって、高品質かつ安全性の高い製品を提供し、アジアの人々の豊かな生活の実現をお手伝いしていきます。
 当グループの包材技術は、あらゆる分野で業界の課題、社会の課題を解決する可能性をもっています。今後も広い視野に基づいた技術開発を続け、社会に貢献していきます。

執行役員
L&I事業部長
冨岡 忠司

社会的価値を創出・進化させる製品開発に期待

 花王は、豊かな生活文化を実現するさまざまな家庭用消費材を世界各地に提供しています。使用する原料・包装材料から廃棄に至るまで、製品ライフサイクル全体を通じた環境配慮や安全性担保への取り組みを行っており、弊社の求めにお応えいただく共同印刷さまの高い技術と、品質管理に基づく製品・サービスの提供には、常日頃、感謝しています。
 昨今、サステナビリティの世界的な関心の高まりにより、それに応える新しい製品・技術開発は、事業活動を行っていく上でまさに不可欠になってきています。今後、共同印刷さまで培われたラミネートチューブなどの高機能技術やさらなるイノベーションを、化粧品、パーソナル製品、食品などより多くの分野にご提供いただくとともに、社会的価値を創出・進化させる製品の開発にも期待しています。そして、サステナビリティへの貢献に向け、今回のベトナムに続いて、今後もさらなる協働の機会を創出させていただきたいと考えています。引き続き、サプライチェーン全体での透明性あるコミュニケーションの維持、継続をお願いします。

Kao Vietnam Co., Ltd
花王ベトナム工場長
青木 光夫様


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