△3.6%△18.7%17中期経営計画 2021年度から取り組んでいる中期経営計画では、方針を「豊かな社会と新たな価値を創造するために未来起点の変革に挑戦」としています。具体的にはグループの柱となる新規事業の育成と既存事業の安定した収益基盤の確立に向けて取り組んでいます。 情報系事業では、従来のアナログ媒体の強みと、デジタルコンテンツ制作・配信を含めた高度な企画開発力を通じて、多様な生活者のライフスタイルに応じたコミュニケーションを最適化するサービスメニューを充実させています。教育分野では拡大するオンライン学習を支援するために、講師派遣プラットフォーム「Waccas(ワッカス)」の提供を始めました。また販促支援分野ではライブ配信形式によるECサイト「MIRUKAU(ミルカウ)」や店頭での販売什器とデジタルサイネージを一体化させた「Digital Gondola®(デジタルゴンドラ)」など、新たな顧客体験を生み出すデジタルコンテンツの提供を通じてECと実店舗へのプロモーション支援を強化し、受注を拡大させていきます。 業務支援分野では、ヘルスケア分野において法人向け健康管理サービスを提供し、企業・健康保険組合・健診機関の3者の健康関連サービスを支援しています。ファイナンス分野では財務戦略事業戦略サステナビリティキャッシュレスと高齢者向けのサービスを融合させたプリペイドカード決済プラットフォームの共同開発など、生活者のより良い暮らしに貢献するサービスを通じた事業拡大を図っています。一方、収益力の向上については抜本的な生産改革を強力に推進し生産性向上の取り組みを進めています。 生活・産業資材系事業では、環境配慮製品や高機能包材の開発で事業規模の拡大を進めています。近年は特にプラスチックの代替として紙を利用した容器包装関連の開発に注力しています。例えば、食品に直接触れる一次包材に森林認証紙を使った包装材の開発や、中身が見えるプラスチック製の蓋と組み合わせて利便性を確保しつつ、プラスチック使用量を削減できる紙製カートンの開発など、容器包装の機能性や生活者の利便性に配慮しつつ、脱プラスチックに貢献する高付加価値製品を提供し、売上拡大を図っていきます。同時に一部モデル工場を皮切りに製造部門のデジタル化を進めています。 こうした事業ごとの取り組みに加え、顧客視点での付加価値の創出に向けた各事業部門間の連携や、事業領域拡大に向けた新たなビジネスモデルの創出を担う部署を新設するなどの取り組みも始めています。これらを通じて企業価値創出と、中期経営計画の達成に取り組んでいきます。健康管理オペレーションセンター「企業」「健康保険組合」「健診機関」の健康関連サービスをワンストップでサポートするヘルスケアソリューションガバナンス△2.9%△5.8%△3.2%3.4%△26.2%16.8%―5.9%―△92.1%―データ集● セグメント別業績Digital Gondola®(デジタルゴンドラ)販売什器とデジタルサイネージ、コンテンツを配信する仕組みを一体にしたニューノーマル時代の販促什器売上高情報コミュニケーション情報セキュリティ生活・産業資材その他営業利益情報コミュニケーション情報セキュリティ生活・産業資材その他調整額経常利益当期純利益2021年3月期2022年3月期91,03135,48426,03227,0762,43764892612△117189△1291,345846前期比88,41633,42725,18728,0021,797756△186648123151561,298688(百万円)中期経営計画の達成にむけて
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