共同印刷グループ コーポレートレポート 2022
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23その他(産業資材・建材等)15.2%チューブ・ブローボトル42.1%紙器 19.7%軟包装 23.0%取扱品目紙器、軟包装、チューブ、建材、金属印刷、高機能材料中期経営計画 紙器は、業務用を中心としたラップカートンなどが減少した一方で、密を避けた行動推奨等でデリバリーなど中食市場向けの耐油性カートンが好調に推移したことなどから前期並みとなりました。軟包装は、即席麺のフィルム包材や蓋材が増加したことに加え、中容量フレキシブルコンテナー「ハンディキューブ」などの液体向け包材も堅調に推移し、増加しました。 チューブは、UVケア製品など化粧品向けの需要回復が遅れ 中期経営計画で掲げた「パッケージソリューションベンダーの地位確立」に向け、環境配慮製品および高機能包材の開発と提案を強化するとともに、食品・日用品向けのパッケージやラミネートチューブの受注拡大の取り組みを進めています。 特に、世界的なサーキュラーエコノミーへの移行に向け、プラスチックフィルムを使わない紙仕様包材や、プラスチック製蓋との嵌合性の高い紙製カートンなど、環境配慮型製品の開発に注力しています。容器包装としての機能性と生活者の利便性を両立し、脱プラスチックにも貢献する高付加価値製品を提供してブランド化を図り、市場に供給していきます。品目紙器軟包装チューブ・ブローボトルその他(産業資材・建材等)セグメント計財務戦略事業戦略サステナビリティているものの、歯磨き向けが堅調に推移し、食品向けが調味料用を中心に好調だったため、前期を上回りました。ブローボトルは家庭での需要が一服したものの前期並みで推移しました。しかし、産業資材は医薬品向けを中心に減少しました。 以上の結果、部門全体での売上高は280億2百万円(前期比3.4%増)、営業利益は1億2千3百万円(前期は営業損失1億1千7百万円)となりました。 生産体制については、一部モデル工場を皮切りに製造部門のスマート化を進めています。生産プロセスの変革によって生産効率向上やコストの低減を図り、利益を最大化していきます。 また、長年培ったコア技術を背景とした産業資材の新たな可能性の探索を進めるほか、東南アジア地域におけるラミネートチューブの拡販においては、日系メーカーに加え、現地メーカーへの提案を強化するなど、成長に向けた取り組みも推進しています。 5,5276,452 11,777 4,24528,002ガバナンスデータ集● 品目別売上高構成比2021年度の振り返り2021年度売上高(百万円)中期経営計画の取り組み

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