%円倍● 成長戦略の策定「IR活動の拡充」● 成長戦略の策定132021年度 88,4167561.102,7610.362022年度 2023年度通期予想93,3637752.102,7500.36中期経営計画単位百万円百万円売上高営業利益ROE(年間)株価(期末終値)PBR(期末)事業戦略「財務戦略・資本政策の強化」においては、2022年度はエネルギーや原材料価格、物流コストの上昇など収益性の面でリスクが増大し、予断を許さない経営環境が続きましたが、こうした経営環境の変化に機敏に反応しながら成長投資、事業構造改革投資を加速し、中長期的な企業価値向上に資するキャッシュアロケーションを実行することが重要だと考えています。その過程では、短期的に業績の振れ幅が大きくなることも想定されますが、その一方で、安定的・継続的な株主還元も遂行していく所存です。そして、「IR活動の拡充」により、株主、投資家の皆さまとのコミュニケーションを質、量ともに増加させ、当グループがこれからの時代にも将来の成長が期待できるとご判断していただける情報を適時、ステークホルダーの皆さまに積極的に示していきたいと思います。 今後の成長戦略についてはすでに取締役会でも議論に入っており、次期中期経営計画の方針、目標、重点施策が固まり次第、ロードマップへの落とし込みを行い、適時開示を実施していきたいと考えています。2024年度ロードマップ・重点施策・目標・実行計画等への落とし込みります。 現中計の目標達成と次期中期経営計画を軸として描く成長戦略は当グループの今後にとって非常に重要であるとグループ全体で認識を強くしています。株主の皆さまにおかれましては、これからも中長期のスタンスで私たち共同印刷グループをご支援いただきますよう、お願い申し上げます。サステナビリティガバナンス107,0003,8005.00ーーデータ集営業利益ROE配当性向 一方、これらの取り組みにも関わらず、当社のPBR(=Price Book-value Ratio株価純資産倍率)が0.4倍程度と非常に低い水準であることは大きな課題です。これは収益性に課題があることもさることながら、最大の要因はグループの明確な成長戦略を示せていなかった点にあると分析しています。これについては「収益力の向上」「財務戦略・資本政策の強化」「IR活動の拡充」という成長に向けた3つの重点項目を掲げ、現中期経営計画の目標の達成と次期中期経営計画の策定に向けて取り組んでまいります。 まず、「収益力の向上」に関しては、メリハリのある投資による成長力強化、ROIC経営に取り組むことのみならず、事業の整理・再編にも着手していきます。祖業である出版印刷事業の市場縮小という課題に取り組むとともに、低収益事業についてもメスを入れるべきと判断しています。今後の伸長が見込めるデジタルソリューション領域の拡大などにより、利益を出せる体質に変化させるべく、現中期経営計画期間内にも着手してまいります。2023年度成長事業領域に関する戦略および既存事業の整理・合理化方針の検討(2025年度〜次期中計の骨子策定) 株主の皆さまへの利益還元は企業にとっての重要課題です。利益配分につきましては、安定的・継続的な還元を重視しつつ、連結業績、配当性向のほか、株主資本配当率(DOE)の視点等も踏まえて判断し、決定しております。2022年度の年間配当金につきましては、1株当たり100円で、配当性向は 62.8%となりました。自己株式取得と合わせた総還元性向は144.3%とな現中期経営計画の目標達成が基本中期経営目標(2025年3月期)38億円5%30%以上持続的な成長と企業価値向上を実現する開示財務戦略開示2024年度目標101,0001,7002.60ー ー 株主還元の方針3つの取り組みでPBRを改善「収益力の向上」「財務戦略・資本政策の強化」
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