共同印刷グループ コーポレートレポート2023
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15配信型デジタルサイネージ一体什器「デジタルゴンドラ」育休取得者向け教育プログラム「トライアンカー」 旧来の印刷加工の受託を基盤として、量産工程拡大による利益創出スタイルから、顧客課題解決のためのサービスを中心にした事業への転換を図っています。情報加工のアウトプットについても、紙媒体だけではなく、デジタル、リアルイベントなど、多面的な展開力が必要となることに加え、自らコンテンツを創り出すことのできる組織、体制を構築していきます。 そのためのクリエイティブ人材、デジタル人材など価値創造 販促領域では、店頭什器とデジタルサイネージを組み合わせた「デジタルゴンドラ」の展開を進めています。動画による訴求力強化に加え、POP等の店頭販促物の削減によりサステナブルな店頭販促活動を推し進めるものとして、積極的に営業展開を図っています。 また、販促物の在庫管理、入出庫の手配を効率化し、販促担当者の業務負担を軽減するソリューション「LOGISMART」も併せて展開しています。繁雑な業務をシンプルなオペレーションに置き換えることで、本来の企画業務、販促活動の時間を創 生活者、働く方々の価値観の変容、ライフスタイルの多様化に伴い、情報コミュニケーションのあり方も変革していく時代となっています。これまでの基盤である印刷加工事業の製造責中期経営計画財務戦略販促物の在庫管理・発注システム「ロジスマート」まなびコンテンツを提供するWebサイト「ヨリソウェル」サステナビリティ「まなび」でつながるをはじめよう。人材の拡充とともに、既存領域にとらわれず新しい取り組みにチャレンジする風土改革も大きなテーマとして捉えています。 投資面では、量産系からサービスへのシフト途上において、大型の生産設備への投資から、サービス、ソリューション構築のためのアライアンス等への投資にシフトしています。2023年度には、「まなび」事業を中心に、アライアンス先を選定、2024年度より事業拡大フェーズに入る予定です。り出すツールとして位置付けています。 「まなび」領域においては、従業員のエンゲージメント向上施策として、さまざまなまなびコンテンツを提供する「YorisoWel(ヨリソウェル)」、育休明けの社員のスムーズな職場復帰を支援するとともにこれからのキャリアプランを考える機会を提供する「TriAnchor(トライアンカー)」等のサービスを展開しています。いずれも、今後拡大していく人的資本開示の動きに合わせ、重要性を増すエンゲージメント向上施策のソリューションとして育てていきたいと考えています。任を果たしながらも、さまざまな体験価値を提供できるソリューションを今後も開発し提供していくことで、存在価値を高め、サスティナブルな事業として参ります。ガバナンスデータ集事業戦略現在の成長戦略/主な設備投資計画とその進■社会課題の解決に貢献する製品・サービスステークホルダーの皆さまへ

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