共同印刷グループ コーポレートレポート2023
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● 知財ポートフォリオ(概要)その他 6%● IPランドスケープ※を用いた事業戦略支援生活・産業資材分野67%IT系分野 6%情報コミュニケーション分野4%情報セキュリティ分野17%25※自社や他社の知的財産および市場を統合的に分析し、そこから得られた情報を経営戦略に役立てる手法 当グループでは、知的財産を競争優位の源泉となる重要な経営資源と捉えています。研究開発によって創出された知的財産の権利化にとどまらず、コア技術の育成や市場競争力の強化、事業領域の拡大などを知財戦略で支え、持続的成長と企業価値 開発テーマの中から価値創出の核となる「戦略支援テーマ」を選定し、戦略的知財活動を推進しています。開発の初期段階から将来のビジネス環境を見据えた先取り特許を検討し、計画的に特許網を構築。顧客提案から開発に係わる契約など、ビジネスを進めるうえでの課題に対し、知財の枠に囚われない総合的な支援を行っています。また、IPランドスケープによる市場分析に力を入れ、既存事業の拡大・新規事業創出などの事業戦略の構築と全社横断的な体制の整備を図っています。推進体制 技術的専門性と法律的専門性に基づく「強い知財」を実現するために、開発セクションごとに知的財産担当者を配置し、開発者と伴走することで市場ニーズや将来に向けた事業環境、最新の技術動向を把握し、専門性を磨いています。技術競争の激しい包材を主とする製品分野に加え、情報系のソリューションビジネスの拡大に伴い、IT分野への対応を強化するなど事業成長戦略に応じた資源配分を行っています。また、経営層への答申として自社や競合他社の知財情報やマーケット情報を統合的に分析し、市場ポジション、注力分野の選定、成長性などの経営の意思決定に資する提言を行っています。中期経営計画● 特許網構築により、価格競争力を維持● IPランドスケープにより、当該事業における当社の強み● 当社の現在の立ち位置を俯瞰的にとらえるとともに、財務戦略サステナビリティ● 「コア技術×新素材・新技術」によるイノベーション● 戦略的知財活動により事業創出を支える特許網構築● 関係部署の連携強化● IPランドスケープによる市場分析の最大化に取り組んでいます。同時に、他社の知的財産を尊重し、権利を侵害することがないよう、公正なビジネス環境の構築に努めています。価格競争力を維持ガバナンス※権利存続中の特許、意匠データ集● 利益創出サイクル事業戦略とコア技術を客観的に特定利益拡大のため、強みを生かした事業戦略に繋げる競合の特許、技術/競合の製品・サービス/競合の事業戦略既存事業新規事業事業を見据えた特許網構築顧客との関係強化製品分野別で知的財産権数No.1の基本的な考え方価値創造に向けた戦略的知的財産活動資産形成利益創出知的財産戦略

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