共同印刷グループ コーポレートレポート2023
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● 取締役会の構成(スキル)向上43 ガバナンスの継続的な強化と中長期的な価値向上をめざし、取締役会の高度な意思決定や執行の監督などの実効性を確保するため、2016年度から毎年実効性評価を行っています。1.アンケート内容の策定2.アンケートの実施・分析・評価3.取締役会における議論主要な課題中長期的課題への対応指名・報酬プロセスへの取り組み中期経営計画財務戦略事業戦略継続的な改善状況を確認するため、過去の設問をベースにした定点評価項目を設定。加えて、近年のコーポレート・ガバナンスの情勢を勘案した新規の設問・評価項目を毎年追加(2022年度は社外取締役のスキルや役割期待に関する観点などを設問等に反映)取締役・監査役を対象に、外部機関を活用した無記名式のアンケートを実施。同外部機関による分析・評価を実施し、結果を取締役会にフィードバック同アンケート結果を元に、取締役会で課題認識の共有、実効性向上に向けたフリーディスカッション形式の討議を実施サステナビリティ● 事業ポートフォリオなどの経営課題の議論を強化● サステナビリティ経営実現に向けた中長期的視点で● 社外取締役の助言機能強化に向けた情報提供の充実● 指名報酬委員会から取締役会へのフィードバック また、2021年度からは指名報酬委員会の実効性評価も合わせて実施しています。的な企業価値向上に実効的な役割を果たしていることが確認できたため、取締役会の実効性は確保されているものと評価しました。 実効性評価を踏まえ、認識された課題への取り組みを行うとともに取締役会の実効性のさらなる向上を図っていきます。データ集実効性評価プロセス評価結果の概要 独立社外取締役による監督機能の発揮に向けて必要かつ十分なスキル・多様性を有する取締役会であることが強みであると認識されています。また、指名報酬委員会の実効性評価では、2022年度も同委員会における審議状況、議事運営などについて積極的な評価がなされています。 活発な議論をもとに適切かつ迅速な意思決定を行い、中長期 アンケートの設問内容(大項目)1.取締役会の役割・機能2.取締役会の構成・規模3.取締役会の運営主な2022年度の成果持続的な成長と中長期的な企業価値の向上をめざすべく、マテリアリティの特定・サステナビリティ推進会議の設置等、サステナビリティ経営実現に向けた体制を整備役員報酬制度(固定報酬)を一部改定評価項目にサステナビリティ経営推進と連動した評価を組み込み、意識づけを強化4.監査機関との連携5.経営陣とのコミュニケーション6.委員会の実効性評価7.株主・投資家との関係8.経営課題に対する取締役会の取り組み2022年度に認識された課題ガバナンスの議論の必要性強化取締役会の実効性評価

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