共同印刷グループコーポレートレポート202417統合報告書作成支援サービス中期経営計画告書を起点としたIR領域、業務効率化を前面に打ち出したカタログ制作等が、売上を伸長させました。 また、出版社からの受託に依らない独自のコンテンツビジネスの強化に向けて、編集やクリエイティブの人材を増強し、電子書籍におけるオリジナルコミックの刊行点数を大幅に増やし、ヒットコンテンツを創出するなど着実に成果が出ており、収益性の改善に向けて期待できる結果となりました。 しかし、想定を上回る出版事業の市場縮小に加え、商業印刷事業のキャンペーンの減少やECの加速による店頭販促物分野に向けてコンテンツの充実を図りサービスを拡大します。また、電子書籍分野、特にコミック領域のオリジナルコンテンツについては、作品数を前年の3倍へと増強し、ヒットコンテンツの創出に向けて販売データや読者属性の分析をすすめるなど、収業の想い」の表現者としてのポジションを築きつつあります。情報開示の需要は今後も拡大すると考えており、その□となる質の高いコンテンツと需要増に対する制作能力を増強することで、受注拡大を加速させ、事業の柱として育てていきます。 一方、主力である出版物を中心とした紙媒体の大幅な市場縮 従来から培ってきた印刷を中心としたモノづくりの力を原資に、付加価値の高い事業を育成して成長力の強化を図っています。IR領域やコンテンツ領域などの成長領域として位置付けている分野については、自社内のリソースを成長領域に配分していきます。中でも人材は、必要な人員を逐次投入できるようリ 当グループの祖業である紙への印刷事業は厳しい市況に直面していますが、今後も情報の重要性や多様なコンテンツのニーズは拡大していきます。培った技術や課題解決力などの無形資産を競争力の原資として、IR、HR領域への取り組みやコンテ財務戦略事業戦略サステナビリティの減少、原材料費やエネルギーの価格高騰などを受け、売上・利益ともに前年実績にはおよびませんでした。益力を強化します。店頭販促領域では自社開催セミナーを通じた店頭販促分野の受注拡大やロジスティクス分野での医薬品取扱許認可を強みとしたセット・アッセンブル業務、リファービッシュ(メーカー再生品)などの循環型ロジスティックス業務の受託を本格化させるなどの取り組みを実行していきます。小に加え、世界情勢の変化によるエネルギーや原材料コストの上昇によって収益性が圧迫されています。コスト上昇分の価格転嫁を急ぐとともに、生産工程の見直しに着手し、市場縮小に即した筋肉質な体制への変革に取り組むとともに、メディアのデジタルシフトへの対応力を強化しています。スキリング体制を強化することで、人的リソースの流動性を高めていきます。同時に、「知と経験」を社外にも求め、キャリア人材の獲得やパートナー企業との協業を進めるなど、競争力強化と収益性向上に向けた知見の実装を進めているところです。ンツ事業への取り組みを進め、企業エンゲージメント向上に寄与するパートナーとなることで、情報をカタチにして販売する「量のビジネス」から、「価値のビジネス」への転換を図り、収益力と成長力を備えたサステナブルな事業へと変革を遂げていきます。ガバナンスデータ集2023年度は販促においてのデジタルメディア制作、統合報2024年度も引き続き、IR領域やHR領域といった企業ニーズIR領域の企業情報開示ニーズを受け、制作の受託を通じて「企事業に関する機会とリスク現在、取り組んでいる成長戦略ステークホルダーへのメッセージ2023年度事業概況2024年度に行う取り組み
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