共同印刷グループ コーポレートレポート2024
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43中期経営計画 ガバナンスの継続的な強化と中長期的な価値向上をめざし、取締役会の高度な意思決定や執行の監督などの実効性を確保するため、2016年度から毎年実効性評価を行っています。1.アンケート内容の策定2.アンケートの実施・分析・評価3.取締役会における議論 取締役会における事業ポートフォリオなどの中長期的な企業価値向上に向けた議論の充実、特に集中討議の実施に関して評価されています。また、組織基盤となる組織風土についての議論が、組織風土改革の取り組みに寄与していると認識されています。 さらに社外取締役の助言機能強化に向けて、社内イベントや社内会議への参加機会を増やすなど、社外取締役が活躍できる主要な課題中長期的課題への対応指名・報酬プロセスへの取り組み財務戦略事業戦略継続的な改善状況を確認するため、過去の設問をベースにした定点評価項目を設定。加えて、近年のコーポレート・ガバナンスの情勢を勘案した新規の設問・評価項目を毎年追加(2023年度はサステナビリティ経営に対する議論などを設問等に反映)取締役・監査役を対象に、外部機関を活用した無記名式のアンケートを実施。同外部機関による分析・評価を実施し、結果を取締役会にフィードバック同アンケート結果を元に、取締役会で課題認識の共有、実効性向上に向けたフリーディスカッション形式の討議を実施主な成果を目的に取締役会規定を変更。サステナビリティ関連を集中的に扱う臨時取締役会を年2回以上実施。また、取締役会とは別に集中討議の場を設定主な議題:マテリアリティKPI、企業風土など価の組み込みを強化、対象者を全執行役員へ拡大解任や有事の際の対応プロセスを制定サステナビリティ また、2021年度からは指名報酬委員会の実効性評価も合わせて実施しています。環境整備についても評価されています。 活発な議論をもとに適切かつ迅速な意思決定を行い、中長期的な企業価値向上に実効的な役割を果たしていると確認できたため、取締役会の実効性は確保されているものと評価しました。 実効性評価を踏まえ、認識された課題への取り組みを行うとともに取締役会の実効性のさらなる向上を図っていきます。データ集● 株主との対話や適切な情報開示の在り方などの整● 企業価値向上に向けた、資本コストに関する議論● 価値創造の源泉となる人的資本への取り組み● 後継者計画を含む指名・報酬についての議論の取締役会の実効性評価実効性評価プロセス評価結果の概要● サステナビリティなどの重要課題の議論の深化● 報酬制度へのサステナビリティ経営推進に対する評● 社長の選解任に関するガイドラインを制定し、選4.監査機関との連携5.経営陣とのコミュニケーション6.委員会の実効性評価7.株主・投資家との関係8.経営課題に対する取締役会の取り組み共同印刷グループ コーポレートレポート2024 アンケートの設問内容(大項目)1.取締役会の役割・機能2.取締役会の構成・規模3.取締役会の運営ガバナンス今後の主な課題備・検討の深化充実

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