10年先を語るプロローグ。
未来のTOMOWELへの第一歩をサポートしていく。

すべての始まりは、「10年先を見据えた理念を、いま再構築する」という経営層の決意からでした。 組織の未来を見据えたこの大きな舵取りを、新たな言葉、そしてカタチに落とし込む―― そのサポートを担ったワーキンググループの4名に、策定に至るまでの舞台裏について聞きました。 経営層一人ひとりの想いと意図を汲み、表現を磨き、迷いながらも丁寧に紡ぎ出していったそのプロセスには、 新たな気づきや発見、そして静かな情熱と湧き上がる希望がありました。 その軌跡をたどることで、全社員が新たな理念と向き合うきっかけをつくります。

MEMBER

市川 佑子

経営企画本部 サステナビリティ推進室
1997年入社。秘書業務を経て、(一社)日本印刷産業連合会に出向。本社復帰後、CSRや広報業務を担当し、2023年4月より現職。

岩木 佳奈子

経営企画本部 サステナビリティ推進室
2008年入社。商業印刷分野の営業を経験後、ソリューションの企画・開発部門で新たなサービスの企画や事業支援に従事。2023年4月より現職。

田部井 真紀

経営企画本部 経営企画部
1996年入社。出版印刷分野の営業に従事した後、広報業務を担当。2021年4月より現職。

光田 亮介

グループコーポレート本部 コーポレートコミュニケーション部
2007年入社。企画制作部門で印刷物やWeb・動画の制作ディレクションを担当後、2019年4月より現職。社内外の広報活動と企業風土改革に従事。

※所属部署および部署名は取材時のものです

QUESTION 1

この理念体系刷新プロジェクトには、どのような役割で関わっていた?

『経営層の想いを伝える翻訳者』

〜想いを、言葉へ。その橋渡しをサポート〜

私たちWG(ワーキンググループ)は2024年11月から約半年間、経営層のサポート役として理念体系の構築に取り組んできました。具体的には、「経営層の想いを伝える翻訳者」として、外部有識者との対話も踏まえつつ、社内外に伝わる“言葉”を検討し、経営層に提言する役割を担いました。

QUESTION 2

プロジェクトが進んでいくなかで、特に意識して取り組んだことは?

『「読む理念」ではなく、「動かす理念」へ』

〜伝わる、“動きたくなる言葉”を〜

経営層との度重なる対話から、コーポレートブランド「TOMOWEL」への深い愛着を感じました。だからこそ、「TOMOWEL」が理念体系の根幹にしっかりと根を張るよう、言葉の一つひとつと丁寧に向き合いました。その上で、最も意識したのは、理念やビジョンをただ“読むもの”ではなく、“心に届き、背を押し、動かすもの”であること。実際に行動する共同印刷グループの一人ひとり、その共感と納得、実行性が、企業の成長へとつながると考えました。

QUESTION 3

経営層の想いを間近で感じ、どのようなことを受け取ったのか?

『“危機感”と“決意”』

〜経営の危機感を、社員の“実感”へ〜

TOMOWELへの深い愛着を感じる一方で、強く実感したのが経営層の抱く強い危機感と成長への決意です。その想いを組織全体で共有するため、“真正面から呼びかける”ことを意識しました。なかでも長期ビジョン「共に挑もう、共に超えよう。」は、その言葉自体が、覚悟や当事者意識を喚起する“呼びかけ”となるよう、表現を検討していきました。その上で、ロゴにおいても、視覚的な印象から想いの強さが伝わるようビジュアライズしています。

QUESTION 4

経営理念をワーディングしていくにあたり、どのような困難があったか?

『“らしく”て、“強い”』

〜両立させる難しさ〜

経営理念のワーディングは、「パーパス」(企業の存在意義)と「ミッション」(パーパスを体現するために企業が果たすべき使命)を明確に切り分けて検討しました。単語やフレーズは、単体で使う場合と組み合わせた場合、さらに文中で展開される場合とで、意味のニュアンスや伝わり方が微妙に変わります。そこが非常に難しく、慎重な調整が必要でした。また、「イノベーション」や「豊か」、「貢献」などは使いやすい反面、どこかで聞いたことのあるような印象となり、理念の核に必要な“独自性”、“らしさ”が薄れてしまう面も。私たちらしさ、TOMOWEL“らしさ” と、誰の胸にも響く“強さ”を両立させるため、言葉を吟味しました。

QUESTION 5

最終的にどのような点にこだわって、ワーディングを着地させていったのか?

『起点は“人”』

〜経営理念は未来に向けた私たちのメッセージ〜

何よりも大切にしたのは、「理念を実現するのは人」という視点です。そのため、言葉は単なるスローガンではなく、グループの一人ひとりが自分のアイデンティティやパーソナリティを映し出せるものであってほしいと考えました。この想いは、当グループが長年にわたり培ってきた「人を大切にする文化」の表れでもあります。象徴的なのが「創意と熱意」という言葉です。「創意」は“知性”や“想像力”、“クールな頭脳”を、「熱意」は “情熱”や“熱いハート”を意味します。この、人間らしい理性と感性の両軸を表現する言葉にたどり着くまでには、創業からの歴史を紐解きながら、私たちが守り、磨いてきた価値観と向き合うプロセスがありました。そこにTOMOWELの「共にある未来」という想いを重ねることで、単なる理念の域を超えた、“共同印刷グループらしさ”の詰まったメッセージへと昇華できたと考えています。

QUESTION 6

プロジェクトのなかで、特に印象的だったエピソードは?

『「共にある未来」が、すべてをつなぐ』

〜TOMOWELが一体感を生んだ〜

理念や戦略のワーディングを検討する過程では、「豊かな社会」や「笑顔あふれる暮らし」などさまざまな言葉が候補にあがりました。決め手を欠くなか、経営層から「我々が実現したいのは『共にある未来』。そのなかにすべてが含まれる」の一言がありました。「共にある、未来へ」は、コーポレートブランド「TOMOWEL」に込めた想いを端的に言い表す言葉であり、コーポレートメッセージです。そこから理念や戦略、事業の方向性が一本の線でつながり、一気に議論が加速しました。その様子から、改めて“コーポレートブランドは、企業の魂そのもの”と感じました。

QUESTION 7

これから先に求められるステップとは何だと考えるか?

『行動こそが、最大の発信力』

〜理念を体現し、未来へ進む〜

経営理念を「伝える」ことではなく、「根づかせる」ことです。全グループ社員が、経営理念を“自分の言葉”として語れるようになるまで、丁寧に育てていくことが必要だと考えています。また、社外のステークホルダーの皆さまに、当グループの未来に対する“期待”と“信頼”をより深く感じていただきたいと願っています。理念を体現する社員たちの声や取り組みを紹介する本サイトが、その一助となれば幸いです。ワーキンググループの役割はいったんゴールを迎えましたが、経営理念は完成して終わりではありません。ここからが本当の始まりだと思っています。創意と熱意で新たな価値を生み出し、共にある未来を実現する――私たちは経営理念のもと未来へ挑み続け、皆さまの期待を超え続けていきます。