2012年社長年頭あいさつ要約「独自技術とアイデアで事業領域拡大を」

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代表取締役社長 稲木 歳明

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 明けましておめでとうございます。

 昨年は、大震災からの復旧や電力制限など、業務遂行に困難を極めた一年でした。当グループの今期業績も、利益はある程度確保しているものの、本来めざして いる「売上拡大による利益確保」という形にはなっておりません。一刻も早く成長を伴う利益向上を実現しなくてはなりません。

 縮小する既存印刷市場で売上拡大を図るためには、「お客さま第一」の徹底が必要です。私たち が継続して受注を勝ち取るには、お客さまの視点に立った努力を競合他社以上に積み重ね、お客さまから大きな信頼を得なければなりません。売上高はお客さま への「役立ち度の指標」です。

 市場価格で受注した製品から利益を残すためには、他社以上のコストダウンをしなければなりません。新たな視点によるコストダウンの工夫を積み重ねれば、大きな利益を生み出すことができます。利益はグループ内での「工夫度合いの指標」です。

 売上拡大のためのもうひとつの方策は、事業領域の拡大です。

 情報系分野では、トー タルソリューション事業に注力したいと考えます。当グループの持てる力のすべてを駆使して、お客さまの課題解決のためのメニューを構築してください。さら に、お客さまの業務プロセスを学び、それに私たちのアイデアを加え、お客さまの潜在的な課題をも見つけ出し、解決策の提案をすることが求められます。

 生活・産業資材系分野では、独自技術を伴う機能性の高い新製品が事業領域拡大の武器となります。海外からの引き合いも増えていることから、平成24年度に は積極的な海外展開を進めます。したがって、この分野では技術開発力が事業の成否を決します。技術部門は、狙うべき分野や市場規模を見据え、ゴールを意識 して迅速に開発に取り組むことが必要です。

 事業領域の拡大に合わせ、従来とは違った管理課題も発生します。管理部門は常に内外から情報を収集して知見を高め、事業を支えるインフラ整備を怠りなく進めてください。

 今後、私たちの仕事の内容はますます複合的になり、難易度が上がります。一人ひとりがチームに最大限の貢献をすることで、本当のチームプレーが成し遂げられるはずです。「切磋琢磨」の姿勢で自己を磨き、一層の厳しさをもって仕事に向かってください。

 グループ全員が「お客さま第一」を合言葉に、事業領域拡大による新たな成長を成し遂げましょう。

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