高級美術複製画 速水御舟《 瓶梅図(へいばいず) 》限定200部 発売

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 共同印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:藤森康彰)は、速水御舟「瓶梅図」の高級美術複製画を限定200部のエディションで制作、販売を開始しました。

絵画:速水御舟《瓶梅図(へいばいず)》

 《瓶梅図》に描かれた紅白の梅は、御舟がかつて参禅修行した野火止平林寺境内に咲いていた思い出深い花です。梅が生けられた壺は、自身が所蔵する、手のひらに載るほどの小さな古伊万里の赤絵壺を、堂々とした量感溢れるものに再構成して描いたと言われます。

 《瓶梅図》が描かれた当時の東京は、関東大震災の復興事業を通じてモダン都市へと変貌をとげ、人々の暮らしもまた、伝統と西欧的モダンが融合した新しい様式へと変化しつつありました。本作も、生け花という古典的な道具立てを借りながら、現代的生活感覚が盛り込まれています。

 伝統とモダンが融合し、今なお新鮮な魅力に溢れる《瓶梅図》。「げに絵画こそは、概念から出づるものにあらずして、認識の深奥から情熱が燃え上がって初めて造りえらるる永遠に美しき生命の花であろう」と語った夭折の天才・速水御舟が遺した、気品漂う晩年の傑作です。ぜひお手元でお楽しみください。

仕様体裁

本体価格 185,000円(税別)
技法 彩美版®シルクスクリーン手刷り(パール、銀、本金一部使用)
限定 200部
画寸 天地53.0cm×左右43.6cm
額寸 天地75.0cm×左右65.6cm×厚み3.1cm
額縁 金泥仕上げ木製特製額(国産ハンドメイド)、正絹草木織マット(鴛鴦花喰鳥唐草文緞子)、アクリル付き
重量 約3.9kg
監修 速水夏彦

※ 彩美版は共同印刷(株)の登録商標です。

※ 当社が独自に開発したセキュリティシールを証明書に貼付しています。スマートフォンなどで フラッシュをたいて撮影すると 、作品が共同印刷(KP)の発行する真正な複製画であることが判定できます。

<資料> 速水 御舟(はやみ ぎょしゅう、1894~1935)

1894年、東京浅草に誕生。1908年、松本楓湖の安雅堂画塾に入門。1914年、俵屋宗達の《源氏物語関屋澪標図》に感激し、雅号を「禾湖(かこ)」から「御舟」に改める。再興第1回院展に《近郊(紙すき場)》を出品し院友推挙。1917年、再興第6回院展に《洛外六題》出品、横山大観らの激賞を受け同人推挙。1920年頃より静物画に集中的に取り組み、再興第7回院展に超絶写実の《京の舞妓》を出品し波紋を呼ぶ。1925年、軽井沢での取材をもとに《炎舞》(重要文化財)を制作。1929年、《名樹散椿》(重要文化財)制作。1930年、イタリア政府主催・ローマ日本美術院の美術使節として渡欧。1932年《瓶梅図》制作。1935年、腸チフスに罹患し、40歳で逝去。

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