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実験試料の梱包袋に採用された「モイストキャッチ®」「オキシキャッチ®」、 国際宇宙ステーションの「きぼう」から帰還

2018/01/16

 国際宇宙ステーション(以下、ISS)の「きぼう」日本実験棟※1で行われた材料曝露実験※2試料向けの梱包袋として採用された共同印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:藤森康彰)の湿気・アウトガス吸収材料「モイストキャッチ®」と酸素吸収フィルム「オキシキャッチ®ICA」が、宇宙曝露実験の完了に伴い、昨年9月に地上で回収されました。開封の結果、水蒸気と酸素の影響を低減し、実験の成功に大きく寄与したと評価されました。


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 当社は、独自技術で生み出した機能性フィルムを多数提供しています。そのなかから、乾燥剤を使わずにパッケージ内部を長期間低湿度に保つことができる湿気・アウトガス吸収材料「モイストキャッチ」と水分を使わずに酸素が吸収できる「オキシキャッチICA(写真)」が、「きぼう」の船外実験プラットフォームにおける宇宙環境曝露実験のひとつである、東京大学の宇宙実験「炭素質ナノ粒子の宇宙風化と星間有機物進化の実証研究」の試料を梱包・保管する袋として採用されました。

 この梱包袋は、2016年4月の打ち上げから曝露実験開始の6月中旬までの約2カ月間と、2017年7月の船内回収から10月の地上引き渡しまでの約3カ月間にわたり使用されました。その間、「水蒸気や酸素が試料に与える影響を可能な限り少なくしたい」という目的をよく果たし、実験の成功に寄与したと評価されました。

 当社は、2004年のモイストキャッチ開発以来、機能材成分を高い濃度で樹脂に含有させる技術を応用し、さまざまな特性をもった機能性フィルムを開発しています。今後も、高機能フィルムのラインアップ拡充と販売拡大に注力し、生活・産業資材系事業の発展に努めます。


 ※1 JAXAが開発・運用する日本初の有人実験施設。世界15カ国が協力して建設したISSにおける最大のモジュール
 ※2 実験対象の材料を、高真空で熱変化が大きく宇宙放射線が降り注ぐ宇宙環境に長期間さらして(曝露)受ける影響を調査し、
   より高機能・高性能な材料や耐宇宙環境材料の開発に役立てるための実験

▼オキシキャッチは酸素吸収にしたがい濃紺から淡黄へ変化する。②の色調から、作業のため開封状態となった袋の上部では酸素吸収が進み、袋を閉じたシール部分は濃紺色で酸素吸収能力が残っていることがわかる。(写真提供:東京大学)

①地上引き渡し時点の様子

②保管用の袋を開いた様子

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