STORY 01
【まなび編】
「まなび」で、
企業の未来を支える!
このページに登場するのは、2022年秋に発足した「まなび創造プロジェクト」のメンバー。
教育のためのコンテンツ開発に取り組んでいます。
広告「まなび編」では小学校教育の社会課題にフォーカスしましたが、
このプロジェクトの活動はまた少し違うようです。
PANELISTお話ししてくれた人
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Asami Yano
共同印刷株式会社
情報メディア事業部 まなび創造プロジェクト矢野 麻美
2004年入社。2013年に一度退社し、他社でクリエイティブ関連の経験を積んだ後、2022年に再入社。2022年9月より現職。
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Shunta Fukushima
共同印刷株式会社
情報メディア事業部 まなび創造プロジェクト福嶌 俊太
2005年入社。出版印刷関連の営業を経験後、新しいサービスメニューの企画開発を担当する「トータルソリューションオフィス」に所属。2022年9月より現職。
教育のためのコンテンツをつくる
お二人は「まなび創造プロジェクト」のメンバーですね。どんなプロジェクトなのですか?
矢野
当社が注力している「教育」領域で、コンテンツの開発および付加価値の高いサービス提供をめざすプロジェクトを手掛けています。
福嶌
プロジェクトのなかでは、メンバーがプロモーション、インナーコミュニケーション、自治体(地域共創)のテーマに分かれて開発を担っており、私たち二人はインナーコミュニケーションのテーマでコンテンツを開発しています。
TOMOWELの広告「学び編」は、子どもたちのためのペーパーレス教育ソリューションをテーマにして制作し、重すぎるランドセル問題にも取り組んでいることを示しました。このあたりとの関連性はいかがですか?
福嶌
当社は教科書の出版社とのつながりが深いので、デジタル教材の制作支援なども行っています。デジタル教材も広い意味で「まなびコンテンツ」ですね。プロジェクトを進めていくなかで、そういった社会課題の解決にもより大きく寄与できればと考えています。
「まなび」を通じて、新たなつながりを提供する
考えられている「インナーコミュニケーション」とはどんなものでしょうか。
矢野
インナーコミュニケーションの施策でもある企業研修では、「楽しみたい」を前提にした内容にすることで、参加者一人ひとりの参加意識を向上できればと考えています。教育の多様化に伴い、必要とされる教育の形態は日々変化していくことが予想されます。これまでの一方向的な企業研修を受け続けると、まなぶこと自体が嫌になってしまうかもしれません。でも、勉強することで自分が何かを得ることができるのは楽しいですし、新しい可能性も見えてきますよね。
たしかにその通りだと思います。
矢野
はい。そして、その研修で横のつながりを促すような工夫を加えたコンテンツを提供することで、働きやすい職場づくりを実現したいと思っています。普段共に働くメンバーの趣味などを共有するプログラムを通じて、参加者同士のコミュニケーションを活性化させることをめざしています。
福嶌
働きやすい職場環境を実現するために、社会や企業の状況、従業員の個性に沿った内容であることを大切にしています。特に企業側からの要請も強い従業員のエンゲージメントを高められるようなコンテンツづくりに取り組んでいます。
どうして「企業向け」にしたのでしょうか。個人向けでもよさそうですが。
矢野
理由はいくつかあります。一つは、当社はBtoBのビジネスを手掛けているということ。企業向けに的を絞った方が、当社の強みが生かせると考えたからです。
福嶌
それから、時代が変化して企業における「社員」の考え方が大きく変わってきたのも理由の一つです。「ヒューマンリソース」という言葉がありますが、日本語にすると、人的資源。資源というと、いつか使い切ってしまうイメージがありますが、最近は人材とは適切に投資することで価値が高まる「ヒューマンキャピタル」、つまり人的資本という考え方が広がりつつあるので、そういった点もビジネスチャンスとして考えています。
企業経営にとってプラスになる教育コンテンツを
企業が社員教育をする上で大切なことは何でしょうか?
福嶌
社員のエンゲージメントを高めることが重要なポイントの一つだと考えています。
社員のエンゲージメントを高めるにはどうしたらよいでしょうか?
福嶌
一人ひとりの状況にあった職場環境の整備と社内コミュニケーションの改善を図ることが大切だと思っています。それにより社員が自分自身で成長していく土壌が生まれる。社員自身が自己成長できれば職務への満足度が高まり、エンゲージメントが高まると考えています。
矢野
私たちのチームでは「人材の多様性(=ダイバーシティ)を認め、受け入れて生かすこと(=インクルージョン)(以下D&I)」をテーマにしています。
社会的にもすごくイイ感じがしますね。
福嶌
人的資本経営に欠かせない従業員のエンゲージメント向上や、D&Iの施策に寄与するものを提供していきたいと考えており、結果として社会課題の解決に貢献できればと思っています。
具体的に説明していただけますか?
矢野
エンゲージメントが向上しD&Iが実現されていると、仕事のなかで創造性が高まりやすく、効率化にもつながりやすいと言われています。社員が自然体で安心して働けるようになると、会社に対する愛着度合いも高くなる。経営にとっては大きなプラスになるはずです。
福嶌
企業が利益を生み出していくためには、社員全員が同じ方向に向かって同じことに取り組んでいればOKという時代じゃない。社員一人ひとりが、自分で「問い」を見つけていく必要があります。そういった考える「キッカケ」を提供していきたいと考えています。
育休取得者向け教育プログラム「TriAnchor®」
すでにサービス化できているものはありますか?
福嶌
外部のパートナー企業との協業で、「育休取得者向け教育プログラム TriAnchor(トライアンカ―)」というサービスを提供しています。育休を取得した社員が、不安なく、自分の望んだ状態で職場復帰できるようにするために、育休期間中にオンラインで自身のキャリア形成を見つめる機会を提供します。具体的には、家庭との両立のためのマネジメント方法や、コミュニケーションスキルなどですね。時短に役立つ料理レシピを学ぶこともできます。
育休とキャリア形成は関係があるのですか?
福嶌
実はこのサービス、当社の女性社員が育休期間中に「こんなに長く休んでしまって、復職してからちゃんと働けるのか、会社に自分の居場所はあるのか」と不安になったことがきっかけで生まれたサービスです。取り引き先などにヒアリングをすると、復職できても、働き始めたら「自分のイメージしていた働き方と違った」「とても両立できない」と感じてしまい、会社を辞める人もいらっしゃるということでした。
それはもったいないですね。
福嶌
D&Iの観点からすれば、いろんな働き方があっていいはずです。一方、企業側にはどんな働き方になるにせよ、社員にはしっかりとビジネスに貢献してもらいたいという思いがあります。それなら、育休期間中に復職とその後のキャリア形成に関する「まなび」を提供すれば、本人にも企業にもプラスになると考えました。このサービス、実はすでに多くの企業にご利用いただいています。
どんどん広がっていくべきサービスですね。
楽しみながら学べる研修「YorisoWeL」
育休中の社員への支援プログラムによって、育休から復帰後も長く働いてもらえるような土壌づくりをするということですが、ほかにはどんなプログラムやコンテンツを開発していますか?
矢野
試験提供中の新サービス「YorisoWeL(ヨリソウェル)」があります。楽しみながらまなぶことを重視した教育プログラムを開発しているのですが、現在さまざまな方向性を検討しています。
どのように「楽しみながらまなぶ」のですか?
矢野
例えば、「ミュージカル体験」というものがあります。
参加者が歌って踊るのですか?
矢野
それが目的ではありません(笑)。目的はミュージカルの手法を通じて、チームの絆を深めることです。自分を表現する方法を身に付け、また、別の参加者の表現を受け取ることで、チームのコミュニケーションを深め、連携を強くしていけます。
自己表現と受容…。これもD&Iにつながるわけですね。
矢野
そうですね。企業や組織がやろうとしていることと、社員がやろうとしていることが一致しているときに、最もエンゲージメントが高まると言われています。その際に「相手が何をやりたいか」をチームが互いに理解していることが重要で、それを発見し、どのように行動につなげるかを考えてコミュニケーションを深めて、最終的にはチーム全体の連携を強める…というのが企画の狙いです。このようなミュージカルを通じて目的を達成するワークショップを提供したく、コンテンツ開発を進めています。
ぜひ受けてみたいですね。サービス開始が楽しみです!
「まなび」を通じて企業と社員が「共にある、未来へ」
ほかに今後のプロジェクトの方向性として考えているものはありますか?
福嶌
ある大手通信キャリアの販売員を対象にインナー向け施策を講じるプロジェクトが動いており、動画コンテンツで販売員のスキルアップやモチベーションアップを狙ったり、業務内容をまんがで伝えています。販売員の企業への愛着心を育み、離職防止や新規採用につなげることがプロジェクトの目的で、人事施策の一環としても捉えています。人手不足に慢性的に悩む業界には同じような課題感があると思っていますので、この事例をもとに、社内のコミュニケーション改善につながるコンテンツを水平展開していきたいと考えています。
それは、「まなび」を通じて新たなつながりを提供する「YorisoweL」のコンセプトともバッチリ合いますね。「まなび創造プロジェクト」が取り組んでいるインナーコミュニケーションのテーマにおける教育コンテンツ開発は、まさにTOMOWELの「共にある、未来へ」というメッセージ通りだと感じました。
福嶌
ありがとうございます。今後はインナーコミュニケーションにおいても、エンゲージメントや相互理解につながるテーマが取り入れられて、誰もが働きやすい職場環境の実現に貢献できればと思っています。私個人としては、企業向けに限らず、「探求学習」というテーマで、子ども向けの教育コンテンツを作ってみたいと考えています。
矢野
世界的に見ると、日本企業の多くはD&Iへの取り組みが進んでいないと言われています。まだ模索中ではありますが、今後たくさんの企業に当社の企業向け教育コンテンツを使ってD&Iを推進していただき、人的資本の強化に役立てていただければと思っています。
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「 まなび編 」