業界初、共同印刷「紙製印刷物及びサービス」グリーン基準の制定とガイドラインの発行
- 企業情報
共同印刷では、原材料から廃棄物に到るLCA(ライフサイクルアセスメント)観点と関連する企業との連携によるパートナーシップを重要化した、総合的な「印刷サービス」に積極的に取組んできました。このたび「紙製印刷物及びサービス」のグリーン基準及び判定表を策定し、業界で初めてガイドラインを発行し、4月1日から運用を開始いたします。
【特徴】

- この基準は、オフセット印刷やグラビア印刷などで印刷した紙製印刷物およびサービスを対象とします
- 当社の紙製印刷物の開発や得意先に提案するためのグリーン製品基準です。この基準は、外部機関のエコマーク、GPN(グリーン購入ネットワーク)、(社)日本印刷産産業連合会などが示す基準と整合性をもっています
- この基準で要求する「印刷物」とは、印刷物に再生紙や植物油インキの使用などの環境配慮を加えることであり、「サービス」とは、印刷物の作成に当たり営業マンの取組み姿勢や会社自身の環境保全の仕組みを評価するものです
- 「共同印刷グリーン基準」のなかには、既存の他の基準には無い独自の基準もあります
【基準制定の背景】
現在、地球環境問題に対する社会的認識の高まりとともに、印刷産業界を取り巻く社会環境は大きく変化し、当社も環境に配慮した製品作りが求められています。
国内でも2001年4月からグリーン購入法が施行され、国の指導による循環型社会の形成に向けた取組みが始められています。国や地方公共団体、そして企業 でも発注に際して、製品の環境負荷や環境への取組み姿勢を重視する動きが出ており、その結果グリーン調達が急速に加速化しています。
当社はこのような状況を認識し、市場に対し積極的に働きかけ持続可能な循環型社会の構築に向けた活動を行うと同時に、競争で優位な地位を占めることを考え、共同印刷「紙製印刷物及びサービス」グリーン基準を作成いたしました。
【目的】
このガイドラインは、当社の基本理念に基づいた自主基準「紙製印刷物及びサービス」グリーン基準の内容をよく理解し、正しく運用されることを目的に作成いたしました。
【基準の構成】
この基準は、紙製印刷物及びサービスを行うための「購入資材」、「工程」、「事業者の取組み」に関するグリーン原則と、グリーン原則の具体的基準としてのグリーン判定基準で構成しています。
【達成目標】
当社の「環境ビジョン2005」に基づき、当社提案の印刷物及びサービスはグリーン基準に則り100%グリーン化いたします。