共同印刷 平成16年度入社式 社長あいさつ(要旨)
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皆さん、入社おめでとうございます。
近年、共同印刷を取り巻く環境は、従来では考えられないほどのスピードで、著しい変化を遂げ、当社への要求も多種多様になっています。
共同印刷の経営理念、「印刷事業を核に、生活・文化・情報産業として社会に貢献する」を再認識し、変化する社会の要求に応え、社会に貢献し、企業として成長を続けるためにはどうしたら良いか。改めて考え直す時期に来ています。変化にうまく対応し、新たなビジネスチャンスへ挑戦するにあたり、皆さんの若い活力、柔軟な思考力が、我々の大きな力となるに違いありません。
今、共同印刷は、時代の大きな流れである「IT化の進展と安全性重視」および「環境に対する意識の高まり」に応えるため、様々な取り組みを進めています。
IT分野では、利便性と安全性の高い情報システムを提供し、好評を得ています。
また、環境面では環境対応製品や技術の開発だけでなく、ISO14001認証の取得に向けた全社的な取り組みを通じて、変化する時代と社会の要求に的確に対応すべく、積極的に活動しています。
もうひとつ、忘れてはならないのが「新たな価値、高い付加価値の創造」です。製品やサービスに高付加価値を与えるためには、社員の発想と努力が欠かせません。
例えば、昨年発表した「ワープショット™」は、「電子透かし」を印刷会社の視点から新しい発想で利用し、紙というアナログ世界とデジタル世界を簡単に繋ぐ新技術として、多方面から注目を集めました。多くのお客様に興味を持っていただき、今年2月には、技術の新規性や進歩性が認められ、日本印刷学会から栄誉ある「技術賞」も受賞しました。
最後に、皆さんへ、今すぐにでも心掛けて欲しいことを3つお話しします。
1つ目は「責任感を持つ」です。社会人は学生とは違い、自らの行動結果には、自らの責任が問われます。世の中では、個人情報の漏洩による企業の信用失墜、基本の無視により発生したと見られる欠陥製品が引き起こした死亡事故など、取り返しのつかない事態が数多く報道されています。これらは、決して他人事ではありません。お客様からたくさんの大切な情報や製品をお預かりしている共同印刷でも、いつ何時、同様の事態が発生するか分かりません。他社の事例を他山の石として、皆さん一人ひとりが、常に責任ある行動を心掛けてください。
2つ目は「信頼される」です。冒頭で述べたように「印刷事業を核に、生活・文化・情報産業として社会に貢献する」のが共同印刷のあるべき姿です。社会貢献のため、まずはお客様に価値あるものを提供し、満足を超えた喜びを感じていただくことが重要です。お客様を喜ばせ、信頼されるためには、何をどのようにしたら良いか、常に自ら考えて行動して欲しいと思います。お客様の喜びは自らの喜びとなり、自己実現と企業成長の原動力となります。
3つ目は「気概を持つ」です。お客様を喜ばせるのは容易ではありません。解決すべき課題や、行く手を阻む障害もたくさんあります。希望とやる気に満ち溢れた、今の気持ちを忘れずに、どんな苦難にも負けずに立ち向う気概を持ち続けてください。苦難を乗り越えた先に、大きな成長が待っています。苦しい時には、会社や、職場の先輩、同期の仲間が、心強い味方になるはずです。
以上、皆さんの自己実現と、企業の発展へ向けて、共に躍進することを祈念しまして、歓迎の言葉といたします。これからの皆さんの活躍を期待しています。
平成16年度新入社員
男子 | 女子 | 小計 | |
---|---|---|---|
高校卒 | 4 | 3 | 7 |
大学卒(文系) | 9 | 4 | 13 |
大学卒(理系) | 11 | 1 | 12 |
計 | 24 | 8 | 32 |