鶴ヶ島・川島工場でゼロエミッションを達成
- 企業情報
共同印刷株式会社(本社:東京都文京区)は、鶴ヶ島工場(埼玉県鶴ヶ島市)、川島工場(埼玉県比企郡)にてリサイクル可能な生産資材の分別と再資源化の推進によりゼロエミッション*1を達成いたしました。
当社は、1971年に環境課を設置して以来、継続して環境保全活動への取り組みを行なってきました。1998年に「共同印刷環境方針」を制定、 2000年には環境管理部として新たに組織化し、「環境マネジメントの仕組み」や「体制」づくりなどを推進してまいりました。「環境方針」達成のため、中期計画「環境ビジョン2005」を策定、その取り組み目標の一つとして、再生資源化の促進によるゼロエミッション化を掲げました。
これを受け、鶴ヶ島・川島工場では、ゼロエミッション工場※2実現のため、廃棄物の分別とリサイクルの推進にこれまで以上に積極的に取り組みました。各職場の積極的な活動と、従来埋め立て処理をしていた塩ビのリサイクルが可能になったことで、リサイクル率が鶴ヶ島工場で99.5%、川島工場では99.9%以上となりました。循環型社会構築の一端を担えたものと考え、このたび「ゼロエミッション」達成を宣言いたします。
今回ゼロエミッションを達成した鶴ヶ島・川島工場は、2003年10月に環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」の認証を取得しています。また、2005年4月には排ガス処理装置が本格稼動し、埼玉県生活環境保全条例による炭化水素類の排出量5割削減義務に対して、6割減が可能となりました。
鶴ヶ島・川島工場でのゼロエミッション活動の主な取り組みは以下の通りです。
1. 活動内容- 分別を徹底させるため、各職場への協力要請と分別指導を実施
- 塩ビのリサイクルを推進。リサイクル率99%超を達成。
- 鶴ヶ島工場は99.5%、川島工場は99.9%以上
- 特定の廃棄物用に専用の回収BOXを用意(専門業者が回収)
- 工程ごとの投入量と排出物の数量把握、ロス率管理による排出物の削減
- 鶴ヶ島工場のリサイクル率99.9%以上実現
- 各工程ごとの電力使用量、前年比1%減
- 効率化とロス率の管理による排出物の総量抑制
以上の取り組みを通じて、更なる省エネルギー、省資源・リサイクルの推進、廃棄物の減量化、有害物質の排出削減などを進め、環境負荷の低減に努めてまいります。
なお、五霞工場、小田原工場、越谷工場はすでにゼロエミッションを達成し、維持しております。
- *1 ゼロエミッション...廃棄物ゼロの実現に向けて国際連合大学が提唱している構想
- *2 ゼロエミッション工場...当社自主基準:工場から発生する最終処分量が廃棄物総排出量の1%未満か、不要物総発生量の99%以上が再資源化されている工場のこと
≪ご参考≫工場の所在地および概要
■鶴ヶ島工場
所在地 | 埼玉県鶴ヶ島市富士見6-2-12 |
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生産品目 | ビジネスフォーム、証券、カード |
敷地面積 | 22,950平方メートル |
操業開始 | 1981(昭和56)年 |
■川島工場
所在地 | 埼玉県比企郡川島町八幡6-13-2 |
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生産品目 | データプリント |
敷地面積 | 36,709平方メートル |
操業開始 | 2001(平成13)年 |