2009年夏 新製品のご案内 小倉遊亀「洋壺」複製画

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 7月発売の美術複製画・新製品をご案内します。

小倉遊亀《洋壺》額装

 近代日本画檀を代表する小倉遊亀画伯による、愛らしい菖蒲(あやめ)の作品です。

 金色の背景に美しい紫色の菖蒲が映える本作は、画伯63歳の年に描かれました。数々のすばらしい静物画を描き、それらが旧居にちなんで「北鎌倉の特産物」と称された画伯の、真骨頂ともいえる名作です。作品名でもある菖蒲を生けた壺は、画伯が生前大事にしていたというオランダ製のものです。

 本作品は、色調はもちろん、原画の金泥やその上に薄く敷かれた胡粉の雰囲気にいたるまで、当社独自開発の技法「彩美版®」により忠実に再現しています。一枚ずつ手作業でシルクスクリーンを施し、金色のインクには本金泥も混ぜることで深みのある輝きを再現しました。材質・製法・工程ともに手の込んだ作品です。また制作にあたっては、原画を所蔵する掛川市二の丸美術館(静岡県掛川市)に多大なるご協力を頂きました。

 著作権者の正式な許可のもと、限定200部のみの販売です。

仕様体裁

販売価格 189,000円(税込)
画面寸法 35.5cm×41.0cm
額装寸法 53.5cm×59.0cm
技法 彩美版、シルクスクリーン手摺り、一部本金泥使用
用紙 かきた
額縁 特製木製額金泥仕上げ
監修 有限会社 鉄樹
解説 谷岡清(美術評論家)
原画所蔵 掛川市二の丸美術館

※ 「彩美版」は、共同印刷株式会社の登録商標です。

<資料>小倉遊亀(おぐら ゆき、1895~2000)

鮮やかな色彩と力強い造形の作品で広く知られます。高等学校で教鞭をとるかたわら、日本美術院同人の安田靫彦画伯に師 事。以後、院展を中心に活躍し、1932年には女性として初めて同人に推挙されました。1936年、教職を辞して画業に専念。1980年には文化勲章を受 章しました。以降2000年7月に105歳で亡くなるまで、日本美術院を代表する画家として活躍しました。

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