共同印刷株式会社（本社：東京都文京区 代表取締役社長：稲木歳明）は、このたび食品包装向けとして、中身（内容物食品）との剥離性を高め、残留低減を実現した身離れ機能フィルム「セパシート」の提供を本格的に開始しました。

　当社は、粘性を持つ食品向けに、容易に開封でき、かつ、包装フィルムから内容物が無理なくきれいに剥れ、使いきることができる機能性を追及した包装技術 の確立に取り組んできました。その結果、粘性食品の身離れに優れた食品包装用フィルム「セパシート」の開発に成功しました。

　本製品は、食品の内容物特性に合わせて身離れ機能の設計が可能で、さまざまな食品でその性能を発揮します。また、フィルム樹脂選定を工夫したことによ り、優れた易開封性を実現し、食品メーカー様における作業効率の改善や食品ロスの削減に効果が発揮できる包装材となりました。

　一方、フィルム樹脂選定を変更することでフィルムシール強度を高めることができ、1～10kgまでのさまざまな内容量のピロータイプ包装袋への対応が可能です。

　「セパシート」は、内容物を変えての保存テストなどの検証を経て、本年11月より大手食品メーカー様への提供を開始しました。今後は、食品メーカー様へのソリューション提案を推進し普及に努めてまいります。

◆身離れ機能フィルム「セパシート」の特徴

1. 粘体物が剥離しやすく、包装材内側への付着残留が低減
2. 内容物が取り出しやすく作業性に優れる
3. シール強度を高めたピロータイプ包装袋への対応可能

※ 可能重量　1～10kg

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