共同印刷株式会社（本社：東京都文京区、代表取締役社長：稲木 歳明）は、このたび、長年培ってきたデータプリントサービスのノウハウを生かし、体系的かつ高精度な一元管理が可能なBPO工程管理システム「ビートル：BPOトータルコントロールシステム」を開発しました。

　当社は、従来から、郵便物の送付といった個人情報を含むデータを取り扱う業務の際は、工程管理に必要なシステムを設計し、データ管理を徹底しています。しかし、返信の受付や内容に応じた電話対応など複雑な受託案件が付随するBPOサービスでは、システム構築時には想定しなかったイレギュラー処理（追加工程）が発生する場合があります。イレギュラー処理の工程管理は、メインシステムだけでは難しいため、専用のサブシステム構築が必要となり、生産効率面で大きな課題になっていました。

　そこで当社は、データ処理および製造業としての生産管理のノウハウを駆使し、工程を一元管理する新しいシステムの開発に取り組みました。その結果、全工程を統括管理するメインシステム内でイレギュラー処理工程を統一管理する方法を考案、従来と比べて約20％（当社比）も大幅に作業効率を向上する汎用型BPO工程管理システム「ビートル：BPOトータルコントロールシステム」を開発しました（関連特許出願済）

　まずは、個人情報を含むデータの一元管理を可能にした本システムをBPOサービスの中核を担う川島工場に導入し、当社の作業効率面はもちろん、お客さまの多種多様なニーズに柔軟に対応できる高セキュリティおよび品質保証体制を強化、構築いたします。

　今後は、本システムのスピーディで精度の高いデータ管理を生かした当社独自のBPOサービスを、お客さま対応などの顧客満足度向上をめざす金融や生損保業界、自治体向けに積極的にご提案し、3年後に売上高50億円をめざします。

（参考）