東山魁夷 マスターピース コレクション™ 第6弾 《 道 》 限定500部 発売

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共同印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:藤森康彰)は、東山魁夷 マスターピース コレクション™「道」を限定500部のエディションで制作、販売を開始します。本コレクションは、アクリルガラスを本紙に圧着することで作品に透明感と奥行きを与える、新感覚の美術作品です。

 「道」は、敗戦からようやく復興の兆しが見えはじめた1950年の作品です。東山魁夷は、戦争末期に招集され一時は死を覚悟し、また、戦後まもなく肉親をすべて失いました。1947年、絶望のなかで描いた作品「残照」が日展で特選を受賞したことを機に、風景画家として立つことを決意し、自らの心象を風景に投影させて絵を描くようになります。
 「道」はその象徴的な作品で、「私にとっては遍歴の果てでもあり、又、新しく始まる道でもあります。」と語っています。丘の向こう、遥か右彼方に続く一本道は種差(たねさし)海岸(青森県八戸市)の国道で、建物などは略筆されています。魁夷は一筆一筆に思いを込め、道のかすかな轍や凹凸から左右の草むらまでを丁寧に描きました。道の先、右端の山際の空はほのかに明るく、ようやく光が差し始めた魁夷の人生のようです。

 本作品を、色彩の美しさや奥行き感を再現するのに適した技法「彩美版®プレミアム」で再現しました。魁夷が絶望と希望を織り交ぜて描いた一筋の道、深い精神性を宿した不朽の名作を、ぜひお手元でお楽しみください。

本体価格
500,000円(税別)
技法
彩美版®プレミアム
限定
500部
画寸
天地652mm×左右493mm
額寸
天地830mm×左右647mm×厚み34mm
額縁
特注浮き出し加工木製額(シルバーフレーム/背面メタリック梨地)
重量
約5.5kg
原画所蔵
東京国立近代美術館
許諾
東山魁夷著作権承継者
解説
松本 猛(美術評論家、長野県信濃美術館 東山魁夷館前館長)
  • 当社が独自に開発したセキュリティシールを証明書に貼付しています。スマートフォンなどでフラッシュをたいて撮影すると、作品が共同印刷の発行する真正な複製画であることを判定できます。

<資料>東山 魁夷(ひがしやま かいい 1908~1999) 
1908年横浜に生まれる。1931年に東京美術学校(現 東京藝術大学)日本画科を卒業、1933年ベルリン大学へ留学。1947年 第3回日展に「残照」を出品し特選を受賞し風景画家として立つことを決意。1950年 「道」制作。本作品によって画壇および社会的に認められる。1956年 「光昏」で日本芸術院賞を受賞。1965年 日本芸術院会員となる。1969年 毎日芸術大賞を受賞。同年、文化勲章を受章した。1974年 日展理事長に就任。東宮御所や皇居新宮殿壁画のほか、唐招提寺御影堂の障壁画なども手がけた。1999年に逝去、従三位勲一等瑞宝章を贈られる。

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