高級美術複製画 横山大観 《 蓬莱山 》限定300部 発売

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共同印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:藤森康彰)は、明治から昭和にかけて活躍した日本画壇の巨匠・横山大観の《蓬莱山(ほうらいさん)》の高級複製画を限定300部のエディションで制作、販売を開始しました。

 本作《蓬莱山》の原画は、大観が描いた富士図のなかでも特に大きく、円熟期の名作といわれています。
 蓬莱山は、古代中国において、仙人が住み不老不死の薬があるといわれた伝説の山で、古来より多くの画家が吉祥の絵柄として描いてきました。一般には小さな島として表現されることが多いこの山を、大観は、しばしば悠然とそびえる富士山に置き換えて描きました。本作はその代表的な例です。
 雲の上にそびえる山容は凛として力強く、四方に光を放っています。仙人の多さを物語るたくさんの楼閣、金色に輝く雲海、その中を優雅に舞う瑞鳥の鶴など、作品全体に縁起物が配された、気迫と気高さに満ちた山水図です。

 戦後、富士を日本の復興に見立てて描き、その気高い姿を「日本の精神」「日本の魂」と称揚した大観にとって、富士の姿で描いた理想郷・蓬莱山は、日本の未来の姿そのものであったといえます。大観の色彩や筆遣い、原画の持つ鼓動までをも表現した作品を、ぜひお手元でお楽しみください。

本体価格
額・軸(各) 本体価格145,000円(税別)
限定
300部
技法
彩美版®シルクスクリーン手刷り、一部本金泥使用
用紙
和紙
画面寸法
天地43.8cm×左右47.4cm
監修
横山隆 (横山大観記念館 代表理事兼館長)
解説
佐藤志乃 (横山大観記念館 主任学芸員)

額装仕様

額寸法
天地63.0cm×左右66.7cm×厚さ4.6cm
額縁
金泥仕上げ木製枠、金襴張り(面金付き)、 アクリル付き(国産)
重量
約3.3kg

軸装仕様

表装寸法
天地138.5cm×左右66.0cm
表装
本表装
表装材料
天地:白茶無地/中廻:唐花唐草紋緞子/ 風帯・一文字:白地二重蔓唐花唐草文金襴/軸先:新牙
収納
桐箱・タトウ
  • ※ 当社が独自に開発したセキュリティシールを証明書に貼付しています。スマートフォンなどでフラッシュをたいて撮影すると、作品が共同印刷の発行する真正な複製画であることを判定できます。

<資料>横山大観(よこやま たいかん、1868~1958) 
1868年茨城県水戸市に誕生。89年東京美術学校に第一期生として入学。校長岡倉覚三(天心)の薫陶を受け、狩野派の橋本雅邦らから古典技法を学ぶ。96年同校図案科の助教授に就任。98年東京美術学校騒動で天心らと辞職、日本美術院創立に参加。天心指導の下、菱田春草、下村観山らと古典技法を基にした「色没骨」を開発。1904年天心らと渡米し展覧会開催、欧州を経て翌年帰国。06年茨城県五浦へ移住。10年中国を旅行、南画風表現を取り入れた作品を発表。14年天心一周忌に日本美術院を再興。23年代表作「生々流転」制作。30年美術使節としてイタリア訪問。37年第1回文化勲章受章。49年本作「蓬莱山」を描く。1958年89歳で逝去。76年上野池之端の大観邸に横山大観記念館が設立された。2016年大観邸が国の史跡・名勝に指定される。

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