内容物が減っても倒れない「ボトル代替フィルム包材」を開発、ボトルとパウチの良さを両立

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共同印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:藤森康彰)は、内容物の残存量にかかわらず自立でき、ボトル容器との比較で石油由来樹脂の使用量を重量比で最大75%削減(下表参照)した「ボトル代替フィルム包材」を開発しました。2月24日から東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2021-2021東京国際包装展-」へ参考出品します。                                                               

 プラスチック包装材は、製品の安全性や品質維持に貢献し、私たちの健康と豊かな生活を支えています。一方で、ワンウェイプラスチックである包装材の過剰な使用は、地球環境保全の観点から抑制していく必要があります。
 このたび、軟包装やチューブなど各種プラスチック包装材の供給者として脱プラスチック課題へ真摯に取り組み、持続可能な社会の構築に貢献するため、「ボトル代替フィルム包材」を開発しました。ボトル容器との比較でプラスチック使用量を削減し、さらに使用プラスチックの一部を持続可能資源に置き替えることで、石油由来樹脂の使用量を重量比で最大75%削減しました。

 ボトル代替フィルム包材には、熱を加えると柔らかくなり、冷えると硬くなる特長があります。そのため、ホット充填の場合は、充填工程における効率的な保形が可能です。薄肉ですが剛性がある包材で内容物が減っても倒れず、ボトルの代替用包材に適しています。また、用途に合わせて各種形状に加工でき、食品・非食品を問わず幅広い業界でお使いいただけます。なお、原反はロール形状で納品するため、容器形状時との比較で、輸送・保管時の包装資材削減に加え輸送効率面におけるCO2の削減効果も見込めます。

 今後も当社は、環境対応パッケージの開発に取り組み、製品ライフサイクルを通じたサーキュラー・エコノミー(循環型経済)の実現をめざしていきます。なお、本品は、2月24日から26日まで東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2021 -2021東京国際包装展-Tokyo International Packaging Exhibition 2021」へ参考出品します(当社ブース:W1‐05 [西1ホール])。

※ホット充填: 高温の内容物を容器に充填・密封し、冷却する充填方式

 硬質容器とボトル代替フィルム包材(当社開発品)との比較

★「TOKYO PACK 2021」への当社出展概要はこちらをご覧ください。

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