彩美版® 速水御舟「炎舞」 限定130部 発売

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共同印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:藤森康彰)は、夭折の天才・速水御舟の生誕130周年を記念し、重要文化財であり日本美術史に残る傑作≪炎舞≫ の高級複製画を、限定130部で制作し、販売を開始しました。

 
 明治末期から昭和初期にかけて40年という短い生涯を流星のごとく駆け抜けた日本画家、速水御舟は、一つの様式にとどまることなく常に新しい表現を追求し続けた画家です。
 速水御舟の代表的な大作≪炎舞≫は、1925年夏に家族と滞在した軽井沢にて、夜の庭で行ったたき火の明かりに誘われる蛾から着想を得て創られました。夜の深い闇に高々と燃え上がり、変化する炎の色と形の不思議な美しさ。その炎にまとわりつき身を焼き尽くす、彩り鮮やかな蛾の舞い。丹念に描き込まれた蛾の表面の美しい模様と背景の深い闇、そして燃え上がる火炎の対照的な描写に、本作に込められた画伯の精神が表現されています。
 1977年、本作《炎舞》は、同じく速水御舟が描いた《名樹散椿》とともに重要文化財に指定され、名実ともに日本絵画史に残る至宝となりました。

 このたび、原画所蔵館である山種美術館館長の山﨑妙子氏による作品監修を受け、共同印刷の複製技法「彩美版®」を駆使して制作しました。見る者の心に響き、神秘的な世界へと誘う、日本美術史に残る傑作を、ぜひお手元でお楽しみください。

限定
130部
技法
彩美版®シルクスクリーン併用、一部本金泥使用
用紙
特殊絹本
額縁
ステンレス額、アクリル付き(国産)
画寸
天地60.6cm×左右26.3cm
額寸
天地79.0cm×左右45.5cm×厚さ5.0cm
重量
約4.0kg
監修・解説
山種美術館館長 山﨑妙子
原画所蔵
山種美術館
販売価格
198,000円(税込)

<資料>速水 御舟 (はやみ ぎょしゅう 1894~1935) 
1894年、東京浅草に誕生。1908年、松本楓湖の安雅堂画塾に入門。1914年、雅号を「禾湖(かこ)」から「御舟」に改める。再興第1回院展に≪近村(紙すき場)≫を出品し、院友推挙。1917年、再興第4回院展に≪洛外六題≫出品、横山大観らの激賞を受け同人推挙。1920年頃より静物画に集中的に取り組み、再興第7回院展に≪京の舞妓≫を出品。1921年、≪茶碗と果実≫≪白磁の皿に柘榴≫≪赤絵の鉢にトマト≫などの細密描写による静物画連作を制作。1925年、本作≪炎舞≫(重要文化財)を制作。1929年、≪名樹散椿≫(重要文化財)制作。1930年、イタリア政府主催・ローマ日本美術展の美術使節として渡欧。1935年、腸チフスに罹患し、40歳で逝去。

  • ※ 当社が独自に開発したセキュリティシールを証明書に貼付しています。スマートフォンなどでフラッシュをたいて撮影すると、作品が共同印刷の発行する真正な複製画であることを判定できます。

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