高耐久性のアルミ積層構成フィルムを開発
高濃度アルコールやアルカリ性の内容物向けパウチ包材として提供開始

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共同印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:藤森康彰、以下:当社)は、アルコールやアルカリ成分の浸透によってデラミネーション(層間剥離)を起こさず、安全に高濃度アルコールやアルカリ性内容物が充填できるアルミ積層構成フィルムを開発し、提供を開始しました。

 パウチ包装は、「使い切り」や「携帯用少量包装」、「業務用大容量包装」など、多様な生活者ニーズに柔軟に対応することが可能です。しかし、一般的な材料を用いたアルミ積層構成フィルムは、高濃度アルコールやアルカリ性の内容物を入れると成分の浸透によってデラミネーション(層間剥離)が起こりやすい特性があり、パウチ包装には適しませんでした。
 このたび開発したアルミ積層構成フィルムは、アルミ積層部のラミネート強度の低下を抑える独自技術を駆使することで、80%以上の高濃度アルコールおよびアルカリへの耐性を備えた包材となりました。本開発品の使用により、高濃度アルコール成分を含む消毒液や防虫駆除剤、アルカリ性の洗剤、毛染め液などを安全にパウチ包装することが可能となります。
 パウチ包装はボトル容器に比べてプラスチックの使用を削減できるうえ、形状の自由度が高いため、用途やユーザビリティに配慮したカスタマイズも可能です。
今後はこの高濃度アルコール・アルカリ充填が可能なアルミ積層構成フィルムを、日用品や衛生薬品、ヘアケア製品を扱うトイレタリメーカーなどに向けて販売してまいります。

 当社は持続可能な社会の実現をめざし、包材開発を通じて、生活利便性向上とプラスチック使用量削減の両立に貢献してまいります。

製品イメージ

【本製品の特長】
・80%以上の高濃度アルコールおよびアルカリ性内容物の充填が可能
・形状の自由度が高く、用途やユーザビリティに配慮したカスタマイズが可能
・特許出願中

【展開が期待される用途例】
・ボトル洗剤 詰め替え用
・使い捨て清掃シート 個装
・アルコールスプレー 詰め替え用
・アルコール飲料(飲みきりサイズ) ※採用実績あり

 本製品は、2024年10月23日(木)~25日(金)に東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2024」の当社ブースにて展示いたします。

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取材窓口:コーポレートコミュニケーション部
03-3817-2525

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