東山魁夷 マスターピース コレクションTM「満ち来る潮」 限定500部 発売
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共同印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:藤森康彰)は、東山魁夷 マスターピース コレクション™「満ち来る潮」を限定500部で制作、販売を開始します。本コレクションは、当社の複製技法「彩美版®プレミアム」により東山魁夷が描いた海原の緑青と群青がクリアに引き立つ、臨場感あふれる作品です。
東山魁夷は「昭和の国民画家」と謳われ、自然や風景の詩情あふれる作品で私たちを魅了し続けています。本作は、皇居新宮殿に納められている魁夷の大作≪朝明けの潮≫を、山種美術館の初代館長・山﨑種二が目にしたことからはじまります。山﨑氏は、より多くの人が鑑賞できるようにと魁夷に同じ題材の作品を依頼し、本作≪満ち来る潮≫が制作されました。
≪朝明けの潮≫がゆったりした安らぎのある海なのに対し、≪満ち来る潮≫は岩に翻弄されしぶきをあげ、鼓動が聞こえるような海です。制作依頼者が証券会社の経営者であったことから、「上げ潮」、「満ちる」というテーマになり、≪朝明けの潮≫の構図は踏襲しつつも、強いエネルギーと激しい表情を持つ作品となりました。海の深い色合いは緑青と群青を基調としており、「青の画家」そして「東山ブルー」と謳われた魁夷の魅力が発揮されています。押し寄せる波に対して負けず、しなやかで美しい魁夷の気高い精神を感じ取れる作品です。
山種美術館の初代館長、山﨑種二が吉祥の願いを込めて東山魁夷に依頼した貴重な作品を、当社の複製技法「彩美版®プレミアム」でより魅力的に再現しました。東山魁夷 マスターピース コレクション™「満ち来る潮」は、横に長い作品の中心部分を取り出して、飾りやすく迫力ある形にしています。海原の緑青と群青がクリアに引き立ち、臨場感あふれる本作を、ぜひお手元でお楽しみください。
- 技法
- 彩美版®プレミアム
- 限定
- 500部
- 画寸法
- 天地365mm×左右880mm
- 額寸法
- 天地495mm×左右1008mm×厚さ35mm
- 額縁
- 特注浮き出し加工木製額(シルバーフレーム/メタリックマット梨地)
- 重量
- 約5.7kg
- 許諾
- 東山家 齋藤進
- 証明
- 東山家 齋藤進、山種美術館
- 原画所蔵
- 山種美術館
- 解説
- 山種美術館館長 山﨑妙子
- 販売価格
- 715,000円(税込)
<資料>東山 魁夷 (ひがしやま かいい 1908~1999)
1908年横浜に生まれる。1931年東京美術学校(現 東京藝術大学)日本画科を卒業1933年ドイツ・ベルリン大学へ留学し、美術史を学ぶ。1947年 ≪残照≫を描いて以降、風景画家として立つことを決意。1950年≪道≫によって画壇および社会的に認められるようになる。1956年 「光昏」で日本芸術院賞を受賞。1965年 日本芸術院会員となる。1968年皇居新宮殿の大壁画≪朝明けの潮≫完成。1969年文化勲章を受章、文化功労者として顕彰される。1970年本作≪満ち来る潮≫制作。1980年唐招提寺壁画を完成。1990年長野県に東山魁夷館開館。1999年に90歳で逝去、従三位勲一等瑞宝章を追贈される。
- ※ 当社が独自に開発したセキュリティシールを証明書に貼付しています。スマートフォンなどでフラッシュをたいて撮影すると、作品が共同印刷の発行する真正な複製画であることを判定できます。
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