東山魁夷 マスターピース コレクションTM「緑潤う」 限定500部 発売
- 製品・サービス
共同印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:藤森康彰)は、東山魁夷 マスターピース コレクション™「緑潤う」を限定500部で制作、販売を開始します。本作品は、当社の複製技法「彩美版®プレミアム」により、東山魁夷が描いた色彩が引き立つ、臨場感あふれる作品です。
「昭和の国民画家」といわれた東山魁夷は、詩情あふれる作品で私たちを魅了し続けています。本作は山種美術館の開館十周年記念展のために描かれた作品で、夏の修学院離宮の常緑樹と苔が爽やかな色彩感覚で表現されています。修学院離宮は、皇族の別荘として江戸時代初期に造園された京都市北部にある広大な山荘です。比叡山の麓に広がる広大な敷地は、上・中・下三つの離宮からなり、四季折々の美しい風景を眺望できます。魁夷は上離宮の隣雲亭から眼下に広がる浴龍池を描きました。水面には木々が逆さに映る様子が表されており、この倒影を表現する手法により、画面に奥行や透明感がもたらされています。木や苔の緑色と池の淡い水色のグラデーションとの相乗効果で、清涼感にあふれた夏の水辺を描き出しています。
つねに自分自身と対話し、自然と向き合った魁夷。その眼差しで捉えた自然の情景は、観る者の心を安らぎで満たします。鮮やかな夏のきらめきを豊かな色彩で捉えた価値ある作品を、当社の複製技法「彩美版®プレミアム」で魅力的に再現しました。東山魁夷のみずみずしい感性で京都の夏をとらえた傑作を、ぜひお手元でお楽しみください。

- 技法
- 彩美版®プレミアム
- 限定
- 500部
- 画寸法
- 天地475mm×左右652mm
- 額寸法
- 天地656mm×左右832mm×厚さ35mm
- 額縁
- 特注浮き出し加工木製額(シルバーフレーム/メタリックマット梨地)
- 重量
- 約5.4kg
- 許諾
- 東山家齋藤進
- 証明
- 東山家齋藤進、山種美術館
- 原画所蔵
- 山種美術館
- 解説
- 山種美術館館長 山﨑妙子
- 販売価格
- 605,000円(税込)
<資料>東山 魁夷 (ひがしやま かいい 1908~1999)
1908年横浜に生まれる。1931年東京美術学校(現 東京藝術大学)日本画科を卒業 1933年ドイツ・ベルリン大学へ留学し、美術史を学ぶ。1947年 ≪残照≫を描いて以降、風景画家として立つことを決意。1950年≪道≫によって画壇および社会的に認められるようになる。1956年 「光昏」で日本芸術院賞を受賞。1965年 日本芸術院会員となる。1968年皇居新宮殿の大壁画≪朝明けの潮≫完成。1969年文化勲章を受章、文化功労者として顕彰される。1976年本作≪緑潤う≫制作。1980年唐招提寺壁画を完成。1990年長野県に東山魁夷館開館。1999年に90歳で逝去、従三位勲一等瑞宝章を追贈される。
- ※ 当社が独自に開発したセキュリティシールを証明書に貼付しています。スマートフォンなどでフラッシュをたいて撮影すると、作品が共同印刷の発行する真正な複製画であることを判定できます。
関連リンク
お問い合わせ先
営業窓口:情報メディア事業部 アート&カルチャー事業
03-3817-2290
取材窓口:コーポレートコミュニケーション部
03-3817-2525/メールアドレス: koho@kyodoprinting.co.jp