水資源
基本的な考え方
人口の増加や経済活動の発展による水需要が世界的に増加する一方、気候変動による干ばつや洪水などの影響により安定した水の利用が脅かされています。
当グループでも情報系事業の主力である紙印刷事業をはじめ、水は欠かすことのできない資源です。事業活動に影響を及ぼす水リスクへの対策は、BCPの観点からも重要な取り組みと考えています。取排水による生態系へのインパクトにも配慮しながら、水資源の持続的な利用を進めていきます。
水資源関連リスクの把握
当グループは、生産拠点周辺における水資源関連リスクを把握するため、WWF Water Risk Filterを用いた一次評価を実施しています。評価では、物理リスク、規制リスク、評判リスクの観点から、拠点ごとのリスクを確認しました。今後は、評価結果を踏まえて対象拠点やリスク項目の確認を継続し、水資源への負荷低減や事業継続の観点から、必要な対応の検討に活用していきます。
評価結果のスコア範囲は以下のとおりです。
| リスク区分 | スコア範囲 |
|---|---|
| 物理リスク | 2.22~3.14 |
| 規制リスク | 2.00~3.50 |
| 評判リスク | 2.58~3.58 |
※本評価は、所在地情報等に基づくスクリーニング評価であり、対象拠点における潜在的なリスクを示すものです。実際の影響や依存関係の詳細評価を示すものではありません。
水使用量の削減
水資源の主な利用目的は、生産設備の冷却、空調設備、厚生・衛生設備などです。当グループでは、水使用量の削減に向けて、水の効率的な利用や節水に配慮した共用設備の導入、空調機器の冷却方式の見直しなどに取り組んでいます。 今後も、各拠点における水使用量の把握と削減活動を継続するとともに、生産工程における水使用量の低減や水の循環利用など、水資源への負荷低減に向けた取り組みを進めていきます。
水使用量の推移
排水
各工場とも水質汚濁に係る規制基準に則り、適正な排水処理設備を設置し、定期的な水質監視を行うなど、放流水による環境汚染の未然防止に努めています。
また、流域への生態系への影響はWWF Water Risk Filterを利用し、定期的に評価します。現在、主要生産拠点の取水領域における生物多様性への影響は低いことが予測されると認識していますが、引き続き、生態系に配慮した水の利用を進めていきます。