トップメッセージ

私たち共同印刷グループは、創業以来受け継いできた「共存共栄」の精神のもと、持続可能で豊かな未来の実現に挑み続けてきました。経営環境が激しく変化する時代において、将来にわたり成長し続けるため、グループの価値観や存在意義を再確認し、2025年5月に新たな理念体系および中長期戦略を策定しました。 新たな経営理念は、「創意と熱意で新たな価値を生み出し、共にある未来を実現する」と定めました。私たち一人ひとりの創意と熱意を原動力に、社会課題の解決につながる新たな価値を創出し続けることで、企業の持続的な成長と持続可能な社会の実現を両立する、サステナビリティ経営を推進してまいります。
当グループでは、2034年度をターゲットとする長期ビジョンに基づき、2022年度に特定したマテリアリティの見直しを行い、「イノベーションを通じた社会課題解決への貢献」「事業成長の原動力となる人材戦略」「経営戦略と連動したリスクマネジメント」の3つのマテリアリティを特定しました。 人材戦略においては、人材ポートフォリオに基づく組織運営を推進することで事業戦略との連動性を一層強化するとともに、当グループの持続的成長を牽引する人材の活躍に向けて積極的な投資を進めていきます。また、リスクマネジメントにおいては、近年複雑化する環境問題や人権問題をはじめとするサステナビリティ課題に対して、サプライチェーン全体での対応を進めます。特に環境課題に関しては、国際社会が求める持続可能性への責任を果たす姿勢を明確にするため、2025年に、「共同印刷グループ 環境方針」の改定と「共同印刷グループ 環境ビジョン2050」の策定を行いました。これら3つのマテリアリティに対する取り組みを相互に連携させることで、新たな価値創出を推進し、経営理念の実現につなげていきます。
サステナビリティ経営の推進に向けては、マテリアリティをはじめとしたサステナビリティ課題への対応について「サステナビリティ推進会議」で定期的に議論を重ね、その結果を取締役会に報告・提言することで、経営戦略に組み込んでいます。さらに、役員に対して取り組みの先頭に立つ意識づけを強化するため、役員報酬制度にサステナビリティ経営推進に関する評価項目を組み込み、実効性を高めています。
これからもステークホルダーの皆さまとの対話と協働を通じて、社会と当グループの持続的な発展の実現をめざします。
ステークホルダーの皆さまには、より一層のご理解、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
共同印刷株式会社
代表取締役社長