「針刺し検知フィルム」を開発 改ざん防止と完全性の証明、使用履歴の確認に最適

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共同印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:藤森康彰)は、針を刺した跡などが白化して見えやすく、包装の完全性や使用状態が分かりやすい、針刺し検知フィルムを開発しました。2月26日からインテックス大阪で開催される「第6回インターフェックスWeek大阪」へ参考出品します。

(上)針刺し検知フィルムの使用製品イメージ
(下/左)針を刺した後の容器蓋・針刺し検知フィルムなし
(下/右)針を刺した後の容器蓋・針刺し検知フィルムあり

当社は、医薬品や電子部品、精密機器などの業界へ、湿気・アウトガス吸収材料「モイストキャッチ®」をはじめとする、独自技術で生み出した高機能フィルムを多数提供しています。

 このたび開発した「針刺し検知フィルム」は、高機能フィルムの販促過程で寄せられた「製品改ざんのリスクを減らしたい」などの声に、培った独自のフィルム加工技術で応えた製品です。

 本品は、針を刺すなどの応力がフィルムに加わると、その部分が白化し、目視可能な跡となって半永久的に残ります。「外からの力を受けた部分のみに変化が生じる」という物理変化のため、内容物に悪影響を与えることなく、安心・安全に、改ざん防止・完全性の証明、使用履歴の確認などが行えます。もちろん、製品保管環境の影響を受けることもありません。

 針刺し検知フィルムは、ヒートシールやレトルト滅菌が可能で、一般的な汎用フィルムや当社の各種高機能フィルムとの積層も可能です。ホールキャップバイアル瓶のタンパーシールといった容器蓋材、医療器具や医薬品の包装袋といった各種用途に活用できます。
 

針刺し検知フィルムを使用した包装袋(イメージ)

 今後、当社は、本品を医薬品や化粧品業界などへ展開すべく取り組むと共に、高機能フィルムのラインアップ拡充と販売拡大に引き続き注力し、生活・産業資材系事業の発展に努めます。なお、針刺し検知フィルムは、2月26日から28日までインテックス大阪で開催される「第6回インターフェックスWeek 大阪-[医薬品・化粧品 研究・製造展]」へ参考出品します(当社ブース:2号館 9-11)。

  • 応力(おうりょく):物体が荷重を受けたとき、荷重に応じて物体の内部に生ずる抵抗力

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