共同印刷グループは経営理念に基づいた「環境方針」を制定し、事業活動における環境負荷の低減や生物多様性への配慮に取り組み、その実効性を高めるため、目標を制定して活動を推進しています。
社員一人ひとりが環境意識を高めるとともに、果たすべき役割について認識を新たにすることで、持続可能な社会の構築に向けて主体的に行動する企業となることをめざします。

環境経営の基本的な考え方

地球環境の保全と持続可能な社会の実現に向けて、事業活動における環境負荷低減への取り組みを推進しています。

グループ企業行動憲章でめざす「環境に配慮する企業」の実現に向けて、「共同印刷グループ環境方針」を基本指針として事業活動に組み込み、グループ全体で環境経営を推進しています。

2016年に第三次環境中期計画「環境ビジョン2020」を制定し、「低炭素社会の実現」「循環型社会の実現」「化学物質管理」を重要課題と特定し、環境活動に取り組んでいます。特に化学物質は、環境面と健康面の双方に影響をもたらすため、対応を強化しています。
制定に先立ち、2015年に採択されたパリ協定をはじめとする国際的な環境イニシアチブに加え、自社の事業活動が環境に与える影響や環境が事業活動に与える影響、第二次環境中期計画の結果などを踏まえて分析を行いました。これを機会とリスクに分類して多角的に検討を加えて計画を策定しています。「環境ビジョン2020」は、環境担当役員のもと環境委員会で決議し、経営層の承認を受けて内外に公表しています。

共同印刷グループ環境方針

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2005年11月8日制定
2013年6月27日改定

基本理念

共同印刷グループは、印刷が暮らしに深く係わっているなかで、環境負荷低減活動の果たす役割の大きさを認識し、生物多様性の保全と持続可能な社会づくりへ貢献するため、すべての企業活動において積極的に行動します。

基本方針

  1. 環境関連法令を遵守し、さらに自主基準を設け汚染を予防します。また顧客および社会のニーズに対応し、環境保全活動を推進します。
  2. 環境行動計画の策定と実績の定期的検証により、企業活動が及ぼす環境影響を継続的に改善します。
  3. 製品の開発にあたって、原材料の調達から製造、使用、廃棄に至るまでの環境影響を評価し、製品に反映します。
    また資材購入にあたって、環境に配慮した取引先および製品を優先して選定します。
  4. 製造・物流・サービスにあたって、省エネ、省資源、廃棄物および汚染物質の削減と有害化学物質管理の推進により、環境負荷を低減します。
  5. 積極的なコミュニケーションと環境情報の開示により、すべてのステークホルダーと相互理解に努めます。
  6. 企業活動に携わるすべての人々に環境保全の重要性を周知し、環境意識の高揚を図ります。
  7. 企業市民として、社会貢献活動に積極的に参画します。

共同印刷株式会社
代表取締役社長
藤森康彰

環境ビジョン

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★:目標達成に一段の改善が必要  ☆:目標達成に向け順調に推移  ☆☆:目標をすでに達成したもの

目的
(取り組み概要)
目標
(2020年度まで)
2019年度実績
地球温暖化防止(CO2削減) CO2排出量原単位
2014年度比10%改善
2014年度比21%改善となり達成 ☆☆
電力使用量削減 電力使用量原単位
毎年1%改善
前年度比3.4%改善となり達成
廃棄物削減とリサイクルの推進 原材料投入量原単位
2005年度比10%改善
2005年度比3%改善したが目標に至らず
再資源化率99.7% 再資源化率99.7%となり、順調に推移
環境汚染の予防 PRTR指定化学物質排出量
2010年度比50%削減
2010年度比60.9%削減となり達成 ☆☆
VOC規制物質排出量
2010年度比40%削減
2010年度比51.8%削減となり達成 ☆☆
汚染物質管理強化 海洋汚染防止策として「ペレット等漏出防止マニュアル」を制定
得意先、協力会社への支援実施 協力会社へアンケート調査をもとに改善協力を依頼
グリーン製品の拡大・開発 毎年の開発件数
2015年度比100%以上
2015年度比85.7%にとどまり未達成
開発件数に占める
生活・産業資材系の割合30%以上
占有率33.3%となり達成 ☆☆
グリーン調達の推進 グリーン購入率(インキ)
毎年前年度比3%増加
2018年度比1.8%増と改善したが目標に至らず
グリーン購入率(用紙)
毎年前年度比1%増加
2018年度比1.5%増となり達成 ☆☆
社会コミュニケーションの推進 社会コミュニケーション手段の充実 ・第12回自然観察会開催
・第10回アサギマダラマーキング調査
・各近隣地域の清掃活動に参加
社員の環境意識の高揚 社員一人ひとりのニーズに対応した教育訓練の充実 ISO14001内部監査員の養成を社内で実施(38名修了)

環境マネジメントシステム(EMS)

環境経営をグループ全体で推進していくために、ISO14001:2015に基づいた環境マネジメントシステムを運用しています。主要グループ会社を含む各拠点を統合して認証を取得し、グループ全体で環境への取り組みを推進しています。

環境マネジメント(EMS)推進体制

「グループ環境方針」に基づき、担当執行役員を委員長とする「グループ環境委員会」を環境経営の中核機関として設置し、グループの環境方針や環境ビジョンの策定および全社的な活動施策立案を行っています。専門的な環境テーマについては専門部会を通じて推進しています。活動はモニタリングによる継続的な改善を行い、マネジメントレビューにより毎年見直しを行っています。
各事業所やグループ会社では、個別の環境委員会を開催し、より実践的な環境活動を行っています。
また、取引先にも環境方針の理解と実践を要請するとともに、化学物質については適宜アンケートを実施するなど環境側面の特定を行っています。

EMS体制図

環境マネジメント(EMS)推進体制

監査体制

環境内部監査員による各事業所の監査と、各事業所の活動を指揮して取りまとめを行う事務局に対する監査を行っています。また第三者認証機関による更新審査を受審し、ISO14001の認証を維持しています。いずれの監査においても、指摘事項は速やかに是正処置を行っています。

教育体制

地球環境保全の大切さを認識し、事業を通じて省エネ・廃棄物削減などの環境負荷低減や環境保全に寄与することを目的に、全グループの役員と従業員に対して環境教育を行っています。また、環境内部監査員の有資格者に毎年フォローアップ研修を実施し、監査の力量を維持しています。

環境リスク

環境リスクマネジメント

環境法規制や環境リスク評価、定期監視によるリスク発見などの環境リスクマネジメントを推進しています。
設備などのハード面と作業標準に基づく運用面などのソフト面の両輪でリスク低減に努め、万が一の環境事故に備えた定期的な緊急対応訓練も実施しています。重大な環境事故や災害による環境クライシス発生の際は、危機管理委員会を中心に対処する体制を整えています。

環境コンプライアンス

2019年度は環境関連法規制違反は0件でした。なお、本社新社屋建替えに伴う近隣からの粉じんに対する苦情が1件、守谷工場内で、有機溶剤の構内漏洩事故が1件ありました。
いずれも、事実確認の上、速やかに対処、是正しました。

TOPICS 従業員や家族に向けた環境意識向上の取り組み

第12回 共同印刷グループ自然観察会

環境意識の啓蒙およびCSRへの関心を実体験から引き出すことを目的に「自然観察会」を開催しています。
2019年度は、三浦半島西岸に位置する横須賀市自然・人文博物館付属 天神島臨海自然教育園で、相模湾の豊かな恵みを受けて生きる磯の動植物を観察しました。天神島は神奈川県の名勝に指定されており、天然記念物のハマオモトをはじめ、多くの海浜植物や海岸生物が生息する貴重な場所です。横須賀市の海洋生物専門の学芸員や自然観察指導員のもと、海辺や磯に棲む生き物達の生態を通じて、自然との共生を考える貴重な機会となりました。
また、(公財)日本自然保護協会から、陸で捨てられたゴミが海の生態系におよぼす影響についての説明があり、海洋プラスチック問題についても理解を深めました。

第12回 共同印刷グループ自然観察会
第12回 共同印刷グループ自然観察会
第12回 共同印刷グループ自然観察会