共同印刷グループとSDGs

世界中の貧困をなくすという大きな目標のために、国連の正式なプロセスによって決められた国際的な開発目標であるSDGs。
当グループも日本の産業界の一員として、事業を通じてその責任を果たすことをめざしています。




 SDGs(持続可能な開発目標)は各国政府、国連機関、研究者、NGO、政治家などさまざまなセクターが共同で策定した17の目標と、169のターゲットから構成されています。(一社)日本経済団体連合会は、2017年11月に企業行動規範を改定し、SDGsを牽引する役割が企業にあることを明確に打ち出しました。
 当グループも、「印刷事業を核に、生活・文化・情報産業として社会に貢献する」という経営理念のもと、医薬包材など人々の健康な生活に貢献する事業や、地球環境を配慮した事業、ITでの地方創生事業など、さまざまな事業や取り組みを通じて国際目標の達成に貢献していきます。

事例1:地方創生や地域活性化の支援

貢献しているSDGs目標

地域への誘客促進・着地型消費を実現することで、地域事業者および地域経済に好循環を創出

仙台市 ブランド構築事業のキックオフミーティング 仙台市 ブランド構築事業のキックオフミーティング

 当社は近年、誘客促進・着地型消費の実現によって地域事業者および地域経済に好循環をもたらすことを目的に、地方のお客さまの特産品や観光地のブランディングに取り組んでいます。地方の事業者支援を推進する多様な企業との連携を強化することで、ブランドの立ち上げから商品開発サポート、販路開拓、運営体制づくりに至るまでの支援をより一層充実させています。
 この事業は、目標8における「持続可能な産業開発による主要な所得創出源」として観光業という産業基盤を作ることにつながっているほか、目標17の「パートナーシップ」にも貢献しています。

topics
地元の人には気づかない「強み」を教えてくれるのが魅力

仙台市経済局 産業政策部 地域産業支援課 川名 豊樹 さま<

仙台市経済局 産業政策部
地域産業支援課
川名 豊樹 さま

 仙台市には人気の観光スポットや食文化もあり、東北のなかでは経済的な優位性がありますが、"仙台ブランド"として突出したものがないと感じています。将来的なインバウンド対応や、少子化による人口減の問題が広がるなか、さらなる国内外の観光客誘致や販路開拓は大きな課題です。
 共同印刷の提案する「団体戦で戦う」「チームとして共通の地域ブランドを開発する」というコンセプトは、とても共感できました。域外のマーケティングや観光の専門家に、地元の人が気づかない「強み」を見つけてもらい、チームとして愛着がもてる新しいブランドや商品が開発できることを期待しています。活動のキックオフミーティングで紹介いただいた、広島県の地元産レモ ンを使ったお菓子や調味料の商品開発事例なども大変参考になりました。
 今後のセミナー・ワークショップでも有意義なテーマが予定されており、楽しみにしています。また、参加企業にとっては、展示会・販売会などを通じて、実際の「売り」につながるところまで指導していただけることも魅力です。
 参加企業の想いをひとつにすることで「地域ブランド構築事業」を推進していきますので、ご協力をお願いします。


事例2:高機能フィルムなどの 医薬・産業資材

貢献しているSDGs目標

世界をリードする包材技術で社会課題を解決

モイストキャッチ(R) モイストキャッチ®

 湿気・アウトガス吸収フィルムのモイストキャッチ®や、酸素を除去して対象物の酸化防止対策に効果を発揮するオキシキャッチ®などの医薬・産業資材は、薬の安定性と飲みやすさを高めているほか、医薬品の長寿命化によって環境負荷を削減する役割を果たしています。医薬や生活品、産業資材における高機能商品の開発と提供は、目標3における「健康・福祉」に貢献。また、「製品ライフサイクルへの環境配慮」や「各種環境負荷などの社会コストを低減するサプライチェーンの構築」は、目標12や目標17にも貢献しています。


topics
「TOMOWEL」の理念を実現することが、SDGs の目標達成につながっていく

社外取締役 高岡 美佳

社外取締役
高岡 美佳

 SDGsの17の目標と169のターゲットには、ドメスティックな企業であっても必ず関係する項目があります。また、ESG 投資(環境やCSR活動などを評価する指標)のニーズが高まるなか、投資判断の基準となる項目とSDGsとの関連性は強く、上場会社として無視できないものです。共同印刷グループは、ここ数年でベトナムやインドネシアなど東南アジア地域を中心にグローバル化が進んでいますから、SDGsへの貢献は一層強く求められるようになっていくでしょう。
 SDGsへの対応は、ビジネスの機会創出や事業の成長に密接に関係しており、CSRの推進とも不可分な関係です。2018年1月に導入した 「TOMOWEL」は、CSRやサステナビリティの概念と極めて親和性の高いメッセージです。経営ビジョンと合わせて理念体系を整理し、中期経営計画などに落とし込んでいくことで、必然的にCSR活動も進み、SDGsにも貢献できると考えています。